流転の國 ティータイムの前に
※「vol.3 ⑭」からの続きとなります。
ご褒美のティータイムの前の衣装部屋。
ルーリは張り切ってスタンバイしていますが、この後のシロマの運命や如何に…!?
その日、ルーリは一足早く衣装部屋に来て、シロマに着せる洋服を見繕っていた。
しかし、そこでひとつの疑問が浮かぶ。
(そういえば、シロマってどんな髪型なんだ…?聞いたことないな)
ここは『闇堕ち編』の世界線ではないので、ルーリはシロマの髪型を知らない。
彼女のウィンプルの下の真実を知るのは、今のところマヤリィとクラヴィスだけである。
(ロングヘアか…?それとも、清貧の誓いがどうとか言ってたから、案外ショートかもしれない)
ルーリはそこまで考えると、服選びを中断した。
(まぁいいか。全部脱がせてから考えるとしよう)
そして、下着選びに取りかかる。そこまではマヤリィも命令していなかったと思うのだが、ルーリのこの行動によってシロマは救われることになる。それはもう少し後の話。
しばらく経って、
「失礼致します。シロマにございます」
本日の主役が現れた。
いつもと何ら変わりない格好で。
「ルーリ様、今日はよろしくお願いします。お待たせしてしまって申し訳ありません」
「気にしないで。楽しみすぎて早く来ちゃっただけだからさ」
ルーリはそう言うと、
「それじゃ、脱ごうか」
早速、仕事を始める。
「さっきからシロマの髪型が気になってたんだ。それによって服装も変わってくるし…」
そこまで言いかけて、ルーリは黙った。シロマが真っ赤な顔で立ちすくんでいるから。
「ごめん、シロマ。初めての衣装部屋なのに、いきなり脱げなんて言って悪かったよ。…洋服から小物までいろんなのがあるから、着てみたいのが見つかったら着替えてみよう」
(そうだった…。シロマは年齢こそマヤリィ様に近いが、身も心も純粋な乙女…。私としたことが、楽しみすぎてシロマを困らせてしまったな)
ルーリが反省していると、
「お気遣い感謝致します、ルーリ様。私の…髪型と呼べるようなものではございませんが、とりあえずこれは外しますね」
シロマは頬を染めたまま、そっとウィンプルを外す。綺麗に剃られた坊主頭があらわになる。
「…そっか、そうだったんだ…」
さすがのルーリも少し驚いたが、
「凄く綺麗だよ、シロマ…」
思わずシロマを抱き寄せ、その頭を撫でる。
「ル、ルーリ様…!?」
「清貧の誓いってこういうことなんだね」
いや、たぶん違う。
「でも…少しだけ、ごめんね?貴女が可愛すぎて…」
そう言うと、ルーリは修道女の唇を奪う。
「んっ……」
そして、指を鳴らす。
「きゃっ…」
先ほどの反省はどこへやら、シロマは一瞬で下着姿になった。
「大丈夫。怖くないから」
気付けばルーリも服を脱いでいた。
繊細なレースに彩られた際どいブラジャーに美尻を引き立てるTバックのショーツ。サキュバスと呼ぶに相応しい艶やかな下着姿だが、シロマには刺激が強すぎる。
「ルーリ様…」
シロマの下着は上下ともに白一色。リボンひとつ付いていない。
「私、シロマの下着も選びたいんだよね。…外していい?」
ルーリはシロマのブラジャーのホックに手をかける。
いつの間にか『魅惑』の風が吹いている。
「は、はい…」
シロマはルーリにされるがままになっていた。
「少しだけ、のつもりだったんだけどな…」
ルーリはシロマのショーツを脱がすなり、その聖域に入り込んだ。
「あんっ……」
クリトリスを舐められ、さらに奥まで舌を入れられて、シロマは喘いだ。
「ルーリ様ぁ…」
恥ずかしくて堪らない。
特別に照明の明るい衣装部屋の中、丸裸にされたシロマは、死神に襲われている。
「んっ……」
こんなに恥ずかしいのに、気持ちいいのはどうしてなの…?
本人の意思とは裏腹に、大人の女性の身体は正直だった。
秘密の花園からあふれ出す甘い蜜。それを余すことなく啜る美しき夢魔。
「ああ……もっと……」
『魅惑』の風の中で、修道女は死神を求める。
禁断の果実はとっくに齧っている。
「うふふ、本当に可愛い子ね…」
かつて玉座の間でジェイを襲った時のように、普段とはまるで違う顔を見せるルーリ。
「目が覚めたら、貴女に似合う洋服を選んであげる…」
快感のあまり気を失ったシロマの頭を撫でながら、ルーリは彼女の為に新しい下着を選び、着せた。
その時、はたと気が付く。
(やべぇ。魔力使っちゃったよ…)
ルーリさん、もうマヤリィ様にはバレてると思いますよ。
因みに、ルーリがジェイを襲った件に関しては『流転の國 Vol.1』参照。ここでも、ルーリが少しだけ女言葉を使っています。




