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流転の國 番外編全集  作者: 川口冬至夜


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36/46

流転の國 ティータイムの前に

※「vol.3 ⑭」からの続きとなります。


ご褒美のティータイムの前の衣装部屋。

ルーリは張り切ってスタンバイしていますが、この後のシロマの運命や如何に…!?

その日、ルーリは一足早く衣装部屋に来て、シロマに着せる洋服を見繕っていた。

しかし、そこでひとつの疑問が浮かぶ。

(そういえば、シロマってどんな髪型なんだ…?聞いたことないな)

ここは『闇堕ち編』の世界線ではないので、ルーリはシロマの髪型を知らない。

彼女のウィンプルの下の真実を知るのは、今のところマヤリィとクラヴィスだけである。

(ロングヘアか…?それとも、清貧の誓いがどうとか言ってたから、案外ショートかもしれない)

ルーリはそこまで考えると、服選びを中断した。

(まぁいいか。全部脱がせてから考えるとしよう)

そして、下着選びに取りかかる。そこまではマヤリィも命令していなかったと思うのだが、ルーリのこの行動によってシロマは救われることになる。それはもう少し後の話。

しばらく経って、

「失礼致します。シロマにございます」

本日の主役が現れた。

いつもと何ら変わりない格好で。

「ルーリ様、今日はよろしくお願いします。お待たせしてしまって申し訳ありません」

「気にしないで。楽しみすぎて早く来ちゃっただけだからさ」

ルーリはそう言うと、

「それじゃ、脱ごうか」

早速、仕事を始める。

「さっきからシロマの髪型が気になってたんだ。それによって服装も変わってくるし…」

そこまで言いかけて、ルーリは黙った。シロマが真っ赤な顔で立ちすくんでいるから。

「ごめん、シロマ。初めての衣装部屋なのに、いきなり脱げなんて言って悪かったよ。…洋服から小物までいろんなのがあるから、着てみたいのが見つかったら着替えてみよう」

(そうだった…。シロマは年齢こそマヤリィ様に近いが、身も心も純粋な乙女…。私としたことが、楽しみすぎてシロマを困らせてしまったな)

ルーリが反省していると、

「お気遣い感謝致します、ルーリ様。私の…髪型と呼べるようなものではございませんが、とりあえずこれは外しますね」

シロマは頬を染めたまま、そっとウィンプルを外す。綺麗に剃られた坊主頭があらわになる。

「…そっか、そうだったんだ…」

さすがのルーリも少し驚いたが、

「凄く綺麗だよ、シロマ…」

思わずシロマを抱き寄せ、その頭を撫でる。

「ル、ルーリ様…!?」

「清貧の誓いってこういうことなんだね」

いや、たぶん違う。

「でも…少しだけ、ごめんね?貴女が可愛すぎて…」

そう言うと、ルーリは修道女の唇を奪う。

「んっ……」

そして、指を鳴らす。

「きゃっ…」

先ほどの反省はどこへやら、シロマは一瞬で下着姿になった。

「大丈夫。怖くないから」

気付けばルーリも服を脱いでいた。

繊細なレースに彩られた際どいブラジャーに美尻を引き立てるTバックのショーツ。サキュバスと呼ぶに相応しい艶やかな下着姿だが、シロマには刺激が強すぎる。

「ルーリ様…」

シロマの下着は上下ともに白一色。リボンひとつ付いていない。

「私、シロマの下着も選びたいんだよね。…外していい?」

ルーリはシロマのブラジャーのホックに手をかける。

いつの間にか『魅惑』の風が吹いている。

「は、はい…」

シロマはルーリにされるがままになっていた。

「少しだけ、のつもりだったんだけどな…」

ルーリはシロマのショーツを脱がすなり、その聖域に入り込んだ。

「あんっ……」

クリトリスを舐められ、さらに奥まで舌を入れられて、シロマは喘いだ。

「ルーリ様ぁ…」

恥ずかしくて堪らない。

特別に照明の明るい衣装部屋の中、丸裸にされたシロマは、死神に襲われている。

「んっ……」

こんなに恥ずかしいのに、気持ちいいのはどうしてなの…?

本人の意思とは裏腹に、大人の女性の身体は正直だった。

秘密の花園からあふれ出す甘い蜜。それを余すことなく啜る美しき夢魔。

「ああ……もっと……」

『魅惑』の風の中で、修道女(シロマ)死神(ルーリ)を求める。

禁断の果実はとっくに齧っている。

「うふふ、本当に可愛い子ね…」

かつて玉座の間でジェイを襲った時のように、普段とはまるで違う顔を見せるルーリ。

「目が覚めたら、貴女に似合う洋服を選んであげる…」

快感のあまり気を失ったシロマの頭を撫でながら、ルーリは彼女の為に新しい下着を選び、着せた。

その時、はたと気が付く。

(やべぇ。魔力(みわく)使っちゃったよ…)

ルーリさん、もうマヤリィ様にはバレてると思いますよ。


因みに、ルーリがジェイを襲った件に関しては『流転の國 Vol.1』参照。ここでも、ルーリが少しだけ女言葉を使っています。

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