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平凡サラリーマンは、隠れ蓑スキルで無難に過ごします。  作者: アーシー
第1章 『世界と理解と忠誠と』
6/6

第1-6 職業は‥あの‥私の職業

ステータスオープン!!

 無事?初討伐も終わり、ダンジョンを突き進んでいくと、壁に一つ窪みがあることに気がついた。

 

 「シンリー様!壁に何やら窪みがあるようです。押しても大丈夫なのでしょうか?」

 気になってしまったため、シンリー様にお伺いを立てた。

 

 『さすが私のカルナ。貴方は、やはり、この世界に愛されている。押してみなさい。心のままに』

 シンリー様は、慈しみの眼を私に向けながらこたえた。


 「シンリー様‥不祥カルナ、押させていただきます。スイッチオン!!」

  シンリー様の御言葉のままに、スイッチを押す。


 〔ゴゴゴゴゴゴ‥ゴゴゴ‥‥‥〕

 所々、何かに引っかかる音とともに、ボタンを押したダンジョンの壁がゆっくりと左に移動して、気づいたら別の通路ができていた。

 

 「これは‥隠し通路というものですか‥冒険心をくすぐられます!いざ参らん」

 あまりにも、ファンタジーすぎる出来事に心の中に眠っていた私の冒険魂に火がいてしまい、おかしなテンションになってしまった。


 『私のカルナは、やはり可愛らしい。』

 シンリー様が、後ろでなにやら呟いてはいたが、私の耳には届いてはいなかった。


 「一直線の道なのですね‥」

 みたままの感想をそのまま呟いた。隠し通路は、単純にただただ真っ直ぐに道があるだけだったのだ。この通路で魔物と相いまみえたらひとたまりもないだろう。


 『私のカルナ。この通路は、魔物はいません。真っ直ぐ進むのです。』

 シンリー様の御言葉のとおり、5分ほど進んでいるが、魔物は、現れなかった。安全であることがわかったため、シンリー様とお話をするとにした。


 「シンリー様。お聞きしたいことがあるのですが‥」

 『どうしました?私のカルナ』

 少し嬉しそうに、シンリー様は返事をされた。


 「この世界がRPGのような世界であるなら、私の職業やステータスなどは、どのようにしたら確認できるのでしょうか?」

 

 素朴な質問を投げかけた。というか、今まで何も気にせず進んでいたのがある意味間抜けだったのかもしれない。私の質問にシンリー様は、少し困った様子だった。


 『貴方の職業は、【女神の使役者】、それとステータスは、貴方の胸に手を当てて、【オープン】と唱えたら見えるはずよ。』

 

 なるほど‥ぅん?女神の使役者‥それはどういう職業なのだろうか‥

 「シンリー様!女神の使役者とは‥どのような‥

 『私のカルナ!!それよりステータスをご覧なさい!!』

 「はい!シンリー様!!」


 さすがはシンリー様‥職業の説明をするために先にステータスを見せるということですね!承知しました。


 「では、まず胸に手を当てて‥【オープン】」

 すると、空中に電子的な文字が表れた。

 

 カルナ・ロイ 16歳 

 職業【女神の使役者】 

 レベル1

 

 ステータス

 体力:10 攻撃力400 防御力600 運800

 攻撃装備:村雨

 効力 装備者の攻撃力を380上昇させる

 装着品:自動の腕輪

 効力 装備者の戦闘を自動で行う。

また、装備者の防御力を200上昇させる。

 職業特殊能力:女神の恩恵

 効力 対象者の防御を、380上昇させる。

    また、運を600上昇させる。


 なんということでしょう‥体力以外なんだか恐ろしいことになってるのですが‥特に女神の恩恵‥この通路を見つけれたのもこの能力のお陰なのかも‥

 運は、初期の段階で200あったのは救いではあるが‥ほぼほぼ、装備の恩恵ですね‥

 

 『私のカルナ!ステータスは確認できましたか?きっと、驚いてはいると思いますが、それもこれも全て前の世界で貴方が築き上げてきたものが反映されているのです。誇りなさい私のカルナ』

 

 シンリー様‥ありがたき御言葉!!私カルナ、このステータスを存分に発揮し、夢を成就させてみせます。

 落ち込みかけた心を優しくシンリー様が汲み取ってくださった。そのおかげで、職業のことが聞けなかったのは、後になって気づいたのだが‥まぁ、あまり気にしなくてもいいのだろう。


 

シンリーのはなぜ、カルナのことを私のと呼ぶのか、外伝にて公開予定です。

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