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平凡サラリーマンは、隠れ蓑スキルで無難に過ごします。  作者: アーシー
第1章 『世界と理解と忠誠と』
2/6

第1-1 貴方の名前は

やっと設定が決まりました。

 穴に吸い込まれて大体1時間くらいか、シンリー様からその間に、次の世界の説明を受けていた。

 シンリー様曰く、次の世界は魔法やスキルで魔物を倒し、力と権力でのし上がる、冒険RPGのような世界とのことであった。

 シンリー様‥私はそのようなファンタジー溢れる世界を望んではいなかったのですが‥しかし、シンリー様がご提案された世界であったら何かしら意味があるものだと信じ、甘んじて、次の世界を受け入れた。


 それに、特典として次の世界で使えるスキルを二つシンリー様から授与した。


 一つ目は、隠れ蓑スキル

 このスキルの特徴は、自分の存在はもちろん、付けている装備や、その装備に付与している能力を隠すことができる便利なスキルである。


 二つ目は、付与スキル

 このスキルは、自分の念じた相手に、自分が付けている装備の能力を付与することができるスキルである。


 両方のスキルを使うためには、まずは装備から整えなくてはいけないのだから、取り敢えず次の世界についてから考えよう。


 次に、名前と性別だが、性別は前世と同じで男でいたいと思う。名前については、前の世界では名前のせいで女の子と勘違いされたことがあったので今度は、男らしい名前にすることにしよう。

 

 なかなか、名前が決まらない‥ということでシンリー様に相談したところ、カルナ・ロイという名前になった。

 さすがシンリー様素晴らしいネーミングセンスだ。シンリー様が名付け親であるということは、私はシンリー様の子どものようなものですね。と、伝えた時は女神のような微笑みで頭を小突かれてしまった。幸せである。

 ママになって欲しいと思ってしまったがとてもおこがましいことだと感じて言葉を呑み込んだ。


 なぜか、シンリー様は、少し残念そうな顔をしていたがママと呼んでほしかったのだろうか?

 

 杞憂であって欲しいと願った。


 ちなみに、シンリー様は、移動中に姿を見せてくださったため女神であることがわかった。

 だからこそのママである。流石の私も男の人をママとは呼べない。


 そうこうしていると、穴の先から光が溢れてきた。きっと次の世界への入り口なのだろう。激しい光が私を包んでいった。

 

 

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