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中二病で神話の物語  作者: Khyx
2/2

学園案内

???「命…」


暗がりで俺を呼ぶ声が聞こえる…


命「誰だ?」


声は反響して何処から発せられているのか分からない


???「ただいま――――テスト中―――」


声がハウリングしてよく聞き取れない


???「――少し――――た方が良いかもな―――」


その声を最後に俺の意識は遠のいた――――


――――朝―――――


命「―――夢?」


俺はあのまま保険室と思われる部屋のベッドで一夜を過ごした


ジークルーネ「起きろ、朝だぞ」


ガチャっと部屋に入ってきては開口一番そう言われた。


はっきりしない頭で昨日何があったか纏めてみた。


――――あらすじ―――――




俺こと命は死んだ




―――――終わり―――――


一文で終わった



ジークルーネ「今日から学園案内するぞ」




命「はい」




とにかく少しでもこの状況を把握しないと……




ジークルーネ「まずはで理事長に挨拶するぞ」




理事長室まであるのか……




ジークルーネ「着いたぞ」




ジークルーネ「理事長、失礼します」




ガチャッ




???「その子が新しい生徒かね?」




ジークルーネ「はい」




彼女は俺の顔を少し見て、自己紹介をする様に促した




命「えっと、 初めまして。 昨日この学園に来ました。 小川 命 と言います」




???「私はこの学園の理事長。オーディーンだ」




命「……!」




オーディーン! 北欧神話においては最高神で雷、風、智識等を司る神様……


本当にいたんだな。




オーディーン「そう 固くなるな。昨日今日でまだ状況が把握、整理が出来ていないだろう。


今日は学園の案内だけで終わりにするから、ゆっくり見て回るといい」




命「……はい」




オーディンの両脇に小さな狼が俺に睨みつけている




(多分貪欲なる者、 ゲリとフレキだろう)




オーディーン「この子たちは見た目は怖いが根は優しい子たちだから」


そういいながら二匹のけものを撫でながら答えた


オーディン「それじゃ、学園探索行ってきなさい」


俺とジークルーネは理事長室を後にした。


―――――――――


ジークルーネに案内され、この学校の形がわかってきた。




学校というよりは城みたいな造りに成っている。




漢字で書くと回みたいな感じで城の中に城があり、さらにトーチカや堀などが設備されていた。




一番中心の城は理事長室、その外側を囲う城は職員室、その外側の城は学生寮、最後に教室やら学校に必要な設備が揃っていた。




そしてその城の東西南北の方面で学生を振り分け、管理している。


兵站、斥候、戦術、戦略、指揮等、まさに軍学校と言っても差し支えないだろう


だが気になるのは東西南北の学科によって使ってる武器の差が激しいことだ


西側の学生は扱ってる武器はロングソードやメイスなど古臭いものが目立っていたが。

東側の学生の扱ってる武器は銃火器が多く目立った。


命「あのー、何で扱ってる武器の幅が広いんですか?」


ジークルーネ「ここに呼ばれる生徒は過去、現在、未来で亡くなった戦士たちだ、個々の時代に合わせた武器があれば教育も楽だろうという事で、幅広い武器を扱う学園にしている」


命「なるほど」


つまり現代で亡くなった俺の場合は扱う武器は銃になるのだろうか


そんな考えを巡らせていた俺にとても興味深い教室が目に付き、立ち止まった。


命「ここは……」


ジークルーネ「そこは魔法学科だ」


魔法?!魔法も使えるのかこの世界は!さすが神話の世界俺もカッコいい魔法を使えるようになるのか! 中二病の過去を断ち切ったのでは無いかと言う自分突っ込みを入れつつも非常にワクワクしてしまった。


ジークルーネ「ここでならお前も小さい時に素振りして練習した灼熱のダークネスフレイムが使えるようになるだろう」



命「……!」


俺は又過去の記憶がフラッシュバックし赤くなってしまった


ジークルーネ「ただ授業を受けるにしても魔法の適正テストを受ける必要があるがな」


命「テストですか?」


ジークルーネ「火、水、土、風、雷、光、闇、そして無属性の魔石を持って貰って反応が強く出ればそいつの適正が分かる」


命「なるほど」


ジークルーネ「つまりお前が灼熱のダークネスフレイムを出したければ火の魔石と闇の魔石との相性、反応が良くないとダメだぞ」


もう灼熱のダークネスフレイムこするのやめて……!




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