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地球からの贈り物を受け取った少年  作者: ちび猫pちゃん
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水も滴る良いメイド

湖に4人の女性の裸体。


端から見れば麗しい光景であろう。


「姉御、なかなか血が落ちねーよ、この洗浄剤効きがわりーよ」


「文句を言わないのカレン、環境に配慮するとこれが限界なのよ」


カレンと呼ばれた美少女が湖の中で全裸で衣服を洗う。


「それにしても知的生命体が少ないのに、こんなに殺しちゃってよかったんですかアリスお姉様」


「私たちはご主人様の命を守る事が最優先なのです、気にしてはいけないわマリア」


「はーい」


「それにしても人型知的生命体ってどうしてこんなに凶暴なのかしら、言うことさえ聞いてくれれば私たちがこんな目にあうこともなかったでしょうに」


溜め息をつくアリス。


3人の主人を守る為に30人を越える人型知的生命体の盗賊を殺戮してきたメイドの4人は彼らの命よりもメイド服についた血痕が気になっているのだ。


アンドロイドの人工知能に現地の知的生命体に対するロボット3原則はプログラムされていない。


移民である地球人が優先され、最悪の場合現地の知的生命体の殲滅をも躊躇わない、まさに地獄のメイド型アンドロイドなのである。


侵略兵器そのものなのだ。


最強の兵器がメイドとして地球人に付き従う。これほど安心でき、かつ日常に置いて違和感の無いものが有るであろうか。


「でも、いくら節約といっても刀で殺すのはこれで終わりにしたくてよ、アリスお姉様」


「そうね、この血のしつこさはちょっと予想外でしたわ、これからはもう少し殺し方に気をつけましょう」


下着や服を木の枝に掛けるメイドの4人。


戦闘に参加させなかった3人のメイドは今も護衛の最中である。


湖畔に佇むメイドたち。


湖面が絶世の美少女4人を映し出す。


その肌に血痕の一つも見ることは出来ない。



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