06 試練へ
今回は少し短めです。
オーガとの戦いも終わり僕は自分のステータスを確認する。
柊 刀真
[スキル]最上級剣士Lv3 心眼Lv2 無属性魔法Lv1
心眼のスキルがレベルアップしたおかげでもっと詳しくアイテムなどの詳細、自分のスキル、レベルがわかる。
僕の剣のレベルが3ってことは師匠はMAXくらいありそう、と不意に思う。もうすぐ出口ってところで本日二匹目のオーガと会うが一匹目同様図体が大きいだけで手応えは感じなかった。
しいていうなら自分とモンスターの体の大きさに少し圧倒されるところだろうか。
そして光が見え僕は森を駆け抜ける。ついに森をでることに成功する。
森を出ると辺りは草原で少し歩いたところに街があるのが見える。
「やっと出れたー!!」
気分を晴らすため子供っぽい感じで喜ぶ。...よし、進もう。
僕は草原の涼しい風を全身で受けながら街へ向かう。草原では街に向かう人、逆に街から出る人。そして武装しているたくさんの集団。
僕は武装した集団のことがなんとなく気になったので近くの人に話しかける。
「あれはなんの集団ですか?」
自然的に話しかける。この世界の人はみんなフレンドリーなことを信じている。
「おや?聞いてないのかい?あのパーティは今から第二の試練を攻略する人らさ」
「第二の試練....」
「ああそうさ、ちなみに噂だと試練の森には高い壁があり、その前には大きな神殿があるそうだ。その神殿の中にいる番人を倒すことで次の試練が開かれる。まぁ、お前さんも壁を登ることを考えるのはやめた方がいいよ」
「ありがとうございます。壁を登るとなにかあるんですか?」
「登ろうとしたヤツはいるがね。そりゃもう、あの壁は魔物だからさお察しの通りお陀仏さ」
「魔物...詳しいことありがとうございます。」
「いやいやお前さんこそ気をつけろよー」
「わかりました!」
なんて親切な人なんだろう。これはなかなかの情報だ。僕も参加してみたいとは思うが命のことを考えるとやめとおこうと思考を捨てる。
僕は今回を諦め第三の試練のため、もとい生き抜くためにレベルを上げるためギルドにいってパーティーというものに参加して効率よくレベルあげをしようと掲示板に近寄る。
掲示板にはパーティーの募集中の用紙などクエストなどがある。
紙には『火属性魔法使い求!』『剣士求!』などがあり、剣士求には目が止まるが試練に行かないらしいので違う張り紙に目を移す。
やはり、試練に行く人は少ないのかもしれない。
試練に住む魔物は強いと図書館の本にも書いてあったし、互いに命をかけるのだから信頼できる人といくのだろう。
僕は半場諦めてたところに試練募集の張り紙を見つけた。
募集内容は『剣の腕が立つ人』と書いてあり僕はその張り紙を迷うことなく取り集合に急いで出た。
次回もお楽しみに!




