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黎明館へようこそ!<5>

 フランツはため息をついていた。

「あれ、見られてたか……」

 一人暗がりに潜みつつ、ボソッと呟く。こうして冷静になって一人静かに考えていると、この状況は不自然すぎる。その上、あの状況なら立ち直れなそうにリッツを愛しているはずのアンナが、早々に戦線離脱して部屋に引きこもっているのもおかしい。

 確かにグレイグに言った通り、リッツが殺されるのは見たくないという気持ちは分かる。でもアンナはフランツ同様に分かっているはずだ。

 本気のリッツとグレイグ、ジョー、フランツが戦った場合、リッツが殺されるなんて事は万に一つもあり得ない。瞬殺で返り討ちにされるのはこちらの方だ。それなのにアンナはああいい、リッツがああいう状況になったら真っ先にリッツを止めるはずのところを部屋に残る選択をした。

 アンナはおそらく、フランツよりも一足先にこの話のからくりを理解したのだろう。そしておそらくリッツが最初に気がつくであろう、前に泊まったあの部屋に留まり、リッツを待つ気に違いない。

 となれば、このからくりに求められる回答は、いったい何か?

 結論。この間グレイグがフランツに対して『俺は王族なんだぞ! そんな態度ばかり取って良いのか!』と怒鳴ったこと。これ以外にグレイグを殺そうなんて芝居を打つ必要はないはずだ。

 フランツが彼の元に跪いて、友をやめるといったことを見ていた人間がいるのだ。耳に痛い諫言を避けるようになれば、上に立つ者は本道を見失う。それは歴史上の真理だ。

 あの日は確かエドワードは王宮にいなかった。軍学校が夏休みに入ったからと、リッツを誘って遠乗りに出かけていたはずだ。フランツが王宮から帰宅した時、エドワードはリッツとバーボンを飲んで大いに盛り上がっていた記憶がある。

 珍しくそこにエヴァンスとアニーがいたから間違いない。四人は昔王都で流行っていた芝居について話していたのだ。考えてみれば見た目の若いリッツとアニーも含め、四人は同世代なのである。

 そういえば、グレイグの謝罪を受け入れて友人続行を決めた直後に出会った人物がいる。

 ジェラルド国王陛下だ。廊下でばったり出くわしたフランツは、あの時ジェラルドに『お務め、ご苦労様』と母親譲りの明るいアメジストの瞳を細められて挨拶された覚えがあった。仕事帰りに王宮に寄ったから、それで言われたのかと思っていたが、どうやら全部聞かれた上で言われた言葉だったらしい。

 何となく分かってきた。ジェラルドはグレイグに関する相談や、グレイグの将来を、エドワードではなく大抵パトリシアに相談する。もしくはリッツに世間話的に話してみたりする。

 そしてパトリシアとリッツはそれをエドワードに話さずにはいられない。特にリッツは、そういう話を聞いてきて少しでも気にかかったら、絶対にエドワードとアンナに打ち明けてしまうのだ。

 そしてエドワードは、王族の血脈の正当性を嫌う。前にも言われたが『国王が無能なら、大臣と宰相で国を運営しろ』というのが基本的なスタンスの人だ。そんな人の耳にあの話が入れば……。

「こうなるってわけか……」

 再びため息をつく。

 そもそもリッツがエドワードを殺すわけがない。リッツがエドワードを愛しているのは事実だが、それは親友としてだ。親友としてのリッツがエドワードを自分の命以上に大切に思っていることは、フランツだってよく知っている。

 リッツが情けなくも端から見たら馬鹿みたいに愛しているのは、アンナだけだ。大体において旅路でアンナをずっと影から見つめ、片思いにため息をつく姿を長い間見てきたのに、この演技はないだろう。

 そもそもアンナが好きすぎて強姦し、浮気をし、ようやく結ばれたばかりだというのに、そのアンナを手放してエドワードに走るわけがない。未だにアンナに対して、端から見たら異常なほど執着と愛情を見せているのに。

「僕は君たちの仲間じゃなかったっけ」

 ボソッと呟く。心外だ。五年も仲間をしているのに見抜けないとでも思われたのだろうか。

 その時、階段の軋む音が聞こえてきた。緊張感をもって、フランツは物置の陰に身を隠した。

 からくりは分かった。でもきっとリッツもエドワードも、目的を達するまではやめない。となるとこの芝居、行き着くところまで演じきらねば終わらない。

 フランツは覚悟を決めた。旅に出たばかりの頃からリッツの猿芝居に付き合わされてきた。仲間なのだからきっちり付き合ってやろうじゃないか。そしてその後で改めて文句を付けてやる。

 じりじりと足音が近づいてくるのを待つ。

 グレイグが決めた作戦は、単純明快だった。広いホールでは、大剣を振るえるリッツに有利だ。だから狭い二階の廊下で待ち伏せる。それからリッツに正面から戦いを挑んでも勝てない。ならばエドワードが国王だったときに命を狙ってきたあの怪物に対するように対応するしかない。

 つまりリッツの目を潰し、視界を奪うしかない。それができるのは、炎の精霊使いであるフランツしかいないと言うことらしい。

 確かにリッツに炎の矢は当たらなかった。でもアンナと共に練習を重ねた、白熱する火球ならば、一瞬まばゆく輝き、視界をくらますことができる。

 その一瞬の隙を突く。フランツよりも数メートル前に身を潜めているのはジョーだ。ジョーはその手に調理場からかすめてきたという、黒胡椒の粉末を手にしている。目のくらんだリッツに投げつけ、完全に視界を無くさせようという計算だ。

 足音が徐々に近づいてくる。じりじりと時を待つ。

 その時だった。

「ひ、ひぃっ! 助けてくれ!」

 男の声が耳に響いた。ハッとして顔を覗かせると、屋根裏に隠していたはずの使用人だった。そして使用人の前には、大剣ではなくエドワードの剣を抜き身でぶら下げたリッツがいる。

 やはり室内で大剣は使わないか。当然と言えば当然の選択だ。

「一人目」

 冷淡にそう呟くと、リッツは何のためらいもなしに男を切り捨てた。真っ赤な血飛沫が飛び散る。男の断末魔の悲鳴と、死に顔に鼓動が跳ね上がる。

「……演技……のはずだ」

 呟いたフランツの目の前で惨劇が繰り返されていく。先ほど斬られた男に、年配の女性が取りすがったのだ。

 確かあの男の……母親と言っていた……。

 老女の悲鳴が響き渡り、再び血飛沫が舞う。一太刀で死にきれず、床でのたうつ老女を軽く蹴り飛ばし、足下を開けたリッツは、何の感慨もなさそうに廊下を進んでいく。

 あの使用人……リッツたちの演技の一員なのか? そうでなかったら……これは本当?

 リッツの後ろにはローブの男がいる。男の腕の中にいるのは、猿ぐつわをはめられ、血に染まった服を身にまとっているアンナだった。後ろ手に縛られているようだ。

「……演技……だよな」

 ボソッと呟く。アンナに演技なんてできるはずがない。いや、それは昔のアンナの話であって、軍学校でリッツと恋人関係を完全に隠して、教官と生徒を演じている今は可能なのだろうか?

 でも、それにしてはぐったりとした様子なのだが……?

 いやまて。リッツがエドワードを殺す可能性が一つだけある。リッツが完全に自我を失い、何者かに操られている場合だ。そう、リッツは闇の精霊にかなり弱い。

 小さく息をつくと、早鐘のように鳴り続ける胸を押さえた。そして改めてリッツを伺う。精霊の気配……まるでなし。やはり精霊じゃない。それにフードの男は風の精霊使いだ。闇の精霊使いじゃない。

 いや、ちょっと待て。風の精霊使いで闇の精霊使いを一人だけ知っているぞ。

 クチバだ……。

 そう考えてフランツは首を振った。クチバは二度と、あの冒険の旅の理由では自分たちを狙わないと、オルフェが誓ってくれた。つまりそれはあり得ない。

 落ち着け、落ち着け……。僕は仲間だ。仲間を信じられずして、何を信頼と言うんだ。

 リッツのこと、エドワードのこと、アンナのこと、ちゃんと理解してる。一緒に旅したのはたったの二年かもしれない。でも、共に生死を賭けて戦い、道を歩んだ。

 この絆が偽物であるわけがない。ならばフェイクは……目の前のリッツだ。

 そう自分に言い聞かせ、フランツは炎の槍を両手で挟み、きらめく紅の宝玉に祈りを込めた。

「炎の精霊よ、僕に力を貸してくれ」

 目の前に生まれた赤く燃え上がる炎を両手の中で小さく圧縮する。炎は小さくなる度に輝きを増していく。フランツは昔手にしていたオルフェの宝玉並に圧縮した火球を手に、リッツから見える位置に姿を見せた。

「よう、フランツ」

「……やあ」

「目つぶしってとこか?」

 やはり見切られている。それでもやるしかないだろう。

「火球!」

 投げつけた火球がリッツに届く直前に、フランツは念じた。

「弾けろ!」

 とたんに火球はまばゆい光を放って大爆発をする。次の瞬間には、ジョーがリッツに向かって黒胡椒をひとつかみ投げつけ、剣を振るう。

 別方向にいたグレイグも、ジョーと同時にリッツに斬りかかった。まばゆさに目を細めつつ、フランツは炎の槍を構えて前を見据える。

 光が収まった瞬間、フランツは床に膝を突くジョーの姿をみた。そして剣を取り落としたグレイグの姿も見えた。

「目つぶしと、奇襲か。悪いがそんな事じゃ俺は倒せない」

 暗く光るダークブラウンの瞳が、妖しく全員を見下ろしている。

「くそっ!」

 剣をリッツに踏みつけられたまま、グレイグが呻く。フランツは再び炎の球を出現させた。それを圧縮しようとして、リッツに呼びかけられる。

「もう一撃かフランツ? じゃあ俺はそれを、こいつらを焼き殺すのに利用させて貰おうか」

 火球が爆発する場所が知られてしまえば、それは可能だろう。

「くっ……」

「こっちにはアンナもいる。悪いが、水の精霊は仕えないように手と口は封じたぜ?」

 ローブの男がアンナを乱暴に押し出すと、リッツはアンナを抱き留めた。

「可哀相にな。俺を信用したばっかりに、心も体も全てを奪われて今度は命までだ」

 リッツの腕が、乱暴にアンナの首を抱き、片腕は胸を締め上げる。

「んっ……!」

 猿ぐつわをはめられたアンナが、目に涙を浮かべて身をよじり抵抗するが、リッツは構わずにアンナの身体をなで回した。アンナの目からポロポロと涙がこぼれ落ちた。

 先ほど斬り殺した使用人の血が、声を上げて抵抗するアンナの服をみるみる染め上げていく。

 演技……だよな?

 改めて自分に確認する。リッツはともかく、アンナがあの表情で、涙まで流して抵抗する演技なんてできるのか?

 だが考えている暇など無かった。使用人たちが帰ってこない仲間の様子を見に来たのか、顔を覗かせたのだ。

 使用人たちとリッツは正面から鉢合わせになった。一瞬リッツの気が逸れたのを見て、グレイグが剣を拾ってリッツに斬りかかる。

「待て! アンナが!」

 リッツの腕の中にはアンナがいる。アンナまで傷つけられる! 叫んだとたん、グレイグの身体が吹っ飛んだ。廊下に満ちるこの気配、風の精霊だ。

「殿下! こ、この逆賊が!」

 使用人の一人が、床に転がっていたジョーの剣を手に、リッツにがむしゃらに突っ込んでいく。

「やめろ、無茶だ!」

 悲痛な声で叫んだグレイグの目の前で、リッツの剣が閃いた。

 そばで片膝を付いていたグレイグの亜麻色の髪が、男の流す血で赤く染まる。

「あ、ああ……」

 グレイグの口から声が漏れた。いつの間にか傾きかけてきた太陽の朱の中で、腹を割かれた男は大きく身体を震わせて倒れ伏す。

「なるほどなグレイグ。王族のために、国民は犠牲になって時間稼ぎってことか?」

 剣に付いた血と脂を振り払って、リッツは冷たく微笑む。

「ち、ちがっ……」

「ん? 違わないだろう。だってお前、アンナごと俺を斬ろうとしたし」

「あっ……」

 グレイグは絶句した。自分でもリッツがアンナを抱いていることを失念していたのだろう。グレイグは未だ混乱すると視野が狭くなる。

「殿下っ!」

 今まで膝を突いていたジョーが、リッツに飛びかかった。剣はすでに無い。でもジョーは必死でリッツの足にしがみつく。

「おいおいジョー。俺はそんな戦い方教えてないぜ?」

「それでもだよ師匠! こんな師匠は嫌だ! へたれで抜けてて、剣技は天才的な、そんな師匠が私は好きだ! こんな師匠は嫌いだよ!」

 返り血で汚れたリッツの足にしがみついたジョーを、リッツは黙って一瞥すると、そのまま勢いを付けて蹴り上げた。悲鳴を上げてジョーがその場に転がる。

「ジョー!」

 叫んだグレイグの目の前で、リッツは倒れるジョーを踏みつけた。

「剣士なら剣を離すな。剣を無くした時点でてめえに勝ち目なんぞ無い」

「師匠……」

「まあ俺の教えもここまでだ。お前はここで死ぬしな」

 ジョーが唇を噛みしめる。

 次の一瞬で、勝負が決まった。リッツがその場にうずくまっていたジョーに、手にしていたエドワードの剣をたたきつけられたのだ。

 悲鳴を上げたジョーは、そのまま動きを止める。

「殿下お逃げください!」

 使用人の一人がリッツに後ろから飛びついた。残っていた使用人たちも、必死で、リッツにすがりつく。

「おやおや。命がけで逃がすのか? お前ら、後悔するぜ? こいつはお前らの命なんて、虫けらほどにしか思わねえ王族だぞ?」

 取りすがってきた使用人たちを一瞥しただけで何もせず、リッツは薄ら笑いを浮かべた。

「黙れ逆賊! 国王さえいればこの国は滅びぬ!」

「へぇ……それがどんな国王でも? だってこいつ、国を滅ぼすぜ?」

 せせら笑うリッツに、使用人たちは必死でつかみかかった。

「殿下はそんなことをなさらない!」

「いいや。こいつは王族であるのを当然だと思ってる。当然の権利を当然に行使して、人を踏みつける国王になる。お前らまた、ハロルド王の時代とスチュワート偽王の時代を味わいたいのか?」

 面倒くさそうにリッツが殴り飛ばしても、使用人たちはその手を離すことをやめない。

「王は国、国は王だ!」

「馬鹿馬鹿しい」

 リッツが使用人の一人を乱暴に殴りつけた。痛みに呻く使用人を蹴り飛ばすと、男はぐったりと動かなくなった。

「頼む……頼むからやめてくれ……」

 小さな呟きが聞こえた。弱々しい声の主は、グレイグだった。だが使用人たちは決してリッツから離れようとしなかった。

「我らユリスラの民は、例え最後の一人になろうと王族のために死ぬことを恐れぬ! 殿下、お逃げください!」

「俺……俺は……」

 グレイグが小さく首を横に振る。

「殿下っ!」

 使用人たちの悲壮な決意に、俯いたグレイグは、拳を強く握りしめた。

「ふざけるな……」

 小さなうめき声がグレイグの口から漏れた。

「殿下! 速くお逃げに……」

 使用人たちの必死の訴えの中、グレイグは顔を上げ、使用人たちを睨み付けた。

「ふざけるな! 国民がいない国が国なわけないだろうが!」

 その声に決意がみなぎっている。

「馬鹿言うなよ。最後の一人になるまで? 最後の一人がいなくなって俺や父上、お祖母様だけが残ってどうするんだよ」

 ゆっくりと立ち上がったグレイグは、足を引きずりながら、自分の剣へと歩み寄る。

「俺たちだけになったら……どこにユリスラ王国があるんだよ!」

 グレイグは剣を拾い上げた。そこに輝く紋章は、王家の紋章。エドワードの剣と同じものだ。

「国は王じゃない、国は民だ。ユリスラ国民だ。俺は彼らのために無くてはならない責任者、それだけの存在だ。責任取るからちやほやされるんだ、責任取るから国民から金を貰って喰ってるんだ」

 グレイグはゆっくりと剣を構えた。その構えは今までと全く違う。自分を誇ろうとしていた気丈な剣はそこになく、エドワードと同じように静かに何かを守ろうとする剣だった。

「国民みんなを守って、命の責任取るから生かされてるんだよ、俺は! 責任とらねえ王族の俺なんて、生きてる価値無いだろう!」

 グレイグの剣が閃いた。リッツは唇に笑みを浮かべて、取りすがっていた使用人を振り払い、アンナをローブの男へと押しやって剣を構えた。

「てめえみたいに、たった一人のお山の大将になる気はさらさら無いんだ、リッツ!」

 二人の剣が火花を散らして交わる。グレイグの気迫が今までとは違った。そのどこにも自らを誇るあの身勝手な太刀筋はない。

 幾度か打ち合うのち、リッツは笑みを浮かべて素早くグレイグをなぎ払った。思い切りはじき飛ばされて、グレイグが床にたたきつけられる。

「駄目か……駄目なのか……」

 悲壮な表情を浮かべたグレイグが、斬られた腹に手を遣った。そしてぽかんと口を開ける。

「あ、あれ?」

 恐る恐るグレイグが自分の手を確認して、そこに血が全く付いていないことに気がつく。

「今俺……リッツに斬られて……」

 呟くグレイグに、フランツは大きく息をつく。やれやれ、リッツはようやくこれを終わりにする気になったらしい。

「リッツ、そろそろ終わらないか」

 ため息混じりにフランツはリッツに呼びかけた。

「僕は馬車の旅で疲れてる。それに僕は政務官だ。体力無いのは知ってるだろう」

 フランツの言葉に、ぎょっとしたようにグレイグが振り返った。

「フランツ?」

「おっ。やっぱりお前にもばれてたか」

 リッツがいつもの口調で満面の笑みを浮かべた。

「そこにいるローブの人は、エドワード? それとも大公妃様?」

 淡々と呼びかける。腹が立っているから久しぶりにエドワードを呼び捨てた。ぎょっとしたようにグレイグが目を瞠った。そういえば陛下以外の呼び名を、グレイグの前でしたことがなかった。

 だがローブの男は楽しそうに吹き出している。

「おや。それもお見通しかね?」

 いつもののほほんとした口調でローブのフードを取り去ってエドワードが笑った。 

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