表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

そふぁー

作者: 竜崎 詩音

真っ白な壁を見て1人を感じる私に、私は一言こう言ってやりたい

自分で選んだ壁だろうと

自分で選んだソファーに座る、自分自身にそういってやりたい。


望んで選んだわけじゃない

そういう顔をする自分に

選ばれた物の気持ちを教えてやりたい


続きを書けず立ち止まる自分に、自分ならこう言ってやる

悩む余裕があるんじゃないかと

悩んで選んだソファーに寝ころぶ、自分自身は泣いていた。


こうするしかなかった

悟ったような顔をしている

自分の気持ちは教えてやれない


簡単なことを教えてやろう

お前は、いや私自信は間違った

でもその間違いは、誰かのための間違いだった


何か言いたそうな

怒ったような顔をしている

認めたくないのだろう


一ついいこと教えてやろう


私は私のソファーを壊す


信じられない

目を丸くした

そりゃそうだろう


そっと自分の背中に背中を合わせ

抜けそうな腰をささえてやろう


改めて

いいことを教えてやろう


お前は独りだ


だけど私も独りだ、たくさんの独りの中の一人だ


そんなに揺れるソファーはやめて

すこし歩いてみたらどうだ


新しくできたソファーに腰掛け

私とゆっくり歩いて行こう

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ