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終焉ヒトリカクレンボ  作者: 化け狐の子守り火
1/5

ダイイチマク

タグにGLありとかBLありとかありますけど男子受け、女子受けとかじゃありませんよー。

あくまで話を進めるための設定ですからー

エロくとかないんで期待しないよーに

○「何でこうなったのよ…?何で私達が…?」

□「落ち着けよ、ただのイタズラかもしれないだろ?」

○「イタズラで人が死ぬ?そんなわけないじゃん…本当なんだよ!!昨日の事は!!」

△「私もそう思います…きっと、始まったんですよ…」

☆「…じゃあこの中にいるってことだよね、狼が…」

×「とにかく俺達は次の指示を待つしかない…」




ねぇねぇねぇ?

君はヒトリカクレンボを信じるかい?

信じてない?

そうなのかー

まぁ信じるも信じないも自由だからねぇ~

でもね、信じていても信じてなくても、ぜ~ったいにやっちゃダメだよぉ

だってヒトリカクレンボをするとあの子が降りてくるからねぇ~

あららぁ

誰かがヒトリカクレンボをやってるねぇ…

僕は逃げよう

だってあの子に見つかりたくないんだもん



一人隠れんぼ

それは都市伝説のようなものだ。

ぬいぐるみに名前をつけて中の綿をだし代わりに米と自分の爪をいれる。そして赤い糸で縫い合わせる…


一人隠れんぼは名前どうり一人で行う隠れんぼだ。

鬼は一人。

***だけ。

でも違う場所で何人もの人が同時に一人隠れんぼをしたら?

鬼は一人しかいない。

じゃあ鬼は誰のもとに行く?

もしかしたら、***が仲間に頼んで***の代わりに別の何かが探しに来るかもしれない。

それに興味をもった人間が五人いる。

そして五人は禁断のヒトリカクレンボを始めるのだ。

まさか予想と全く違う結果が待っているとも知らずに…




俺は都市伝説、およびオカルトが好きだ。

オカルトは実に興味深い。

知れば知るほど魅せられていく。

そして今一番気になっていることは、

「ヒトリカクレンボ」だ。

ただのヒトリカクレンボではない。

一度に大人数でヒトリカクレンボをしたら?ということだ。

つまり一度に大人数が鬼を呼んだら

鬼は誰のもとに行く?

それとも鬼は一人じゃない?

気になって気になってしょうがない。

俺は気になることははっきりとさせないと気が済まないのだ。

気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる気になる

だから試してみた。

いつものメンバーで、

俺を含める計五人。

結果…………………………………。


3日前

「なぁ皆、一人隠れんぼって知ってる?」

いつものようにいつものメンバーでいつもの場所で会話する。

俺と□斗と○美と△菜、そしてリーダーみたいな☆也。

☆也を中心として俺達はよく旧校舎に集まってオカルト関係の話をしていた。

最初は俺と☆也だけだったのに、気づけば三人増えていて、今ではオカルト部のようなものになっている。


□「一人隠れんぼ?…あぁ、あのぬいぐるみに名前をつけてやるやつか」

□斗が机に頬づきしながら興味なさげに呟いた。

○「□斗そういうの好きじゃなかったっけ?なんか興味なさげだけど…」

いつもと違う□斗に○美が問いかける。

□「だって一人隠れんぼってつまんなそーじゃん。こっくりさんとかと違って霊が降りてくる訳でもねーし、失敗したらどうなるかわかんねーし」

「それただ怖いだけとかじゃない?」

□「んだとーー!?×樹もういっぺん言ってみろ!!」

×樹はおれのこと

□斗は俺をぎんと睨んで目をはなそうとしない。

○「ホントなかいいのね~」

□「誰がだ!!」

△「あら、お二人はとても仲が良いじゃないですか。うらやましいです。私も○美ちゃんともっと仲良くしたいです。」

△菜は○美にニコッと笑いかけ、○美は照れたように笑い返す。

○「なにいってんのよ、もう十分仲良いじゃない」

□「ホントだよな。これ以上仲良くなんねーよ」

○「そんなことありませんよ。私はもっともっと○美ちゃんとと仲良くなりたいんですから」

☆「×樹と□斗にも見習ってほしいね~」

教室のドアが開いたかと思えば、そこには☆也の姿があった。

☆也は人をまとめるのがうまいから、周りからとても人気がある。

それなのにわざわざこんなオカルト話に毎回来てくれるのだ。

俺にはどうして来てくれるのかさっぱり分からない。

でも☆也が参加してくれるのは嬉しい。

□「見習えってどういう事だよ?まさかコイツと仲良くなれってか?」

「嫌だな、それ。」

□「俺だってそうだ!!」

☆「ははっ、相変わらず元気だね。で、今日はなに話してたの?」

☆也が俺に問いかける。

俺は一人隠れんぼの事を☆也に話した。

☆「それなら僕も知ってるよ。夜中の3時にやるやつだよね。映画で見たんだ。」

「その一人隠れんぼなんだけど、ちょっと試したいことがあるんだよね、」





○「五人でいっきにやるって、どういう意味よ?」

「だから、鬼が誰のところに行くか確かめたいんだ。もしかしたら複数いるかもしれない。」

□「嫌だね、俺はやんねぇ。」

毎回俺の提案にはほぼ賛成しないだろうが…

ま、四人でも俺は構わないけど

「じゃあ□斗はいいよ」

□「そんなあっさりでいいのか!?」

△「でも、危なくないですか?五人のうち誰かが捕まったら」

△菜は心細そうに言うが、毎回○美がやるといったらついてくる。だから今回も参加するんだろう

○「面白そうだけど危なそうねー…」

でも○美が参加してくれないと意味がない。

「頼む、○美。一緒にやってくれないか?」

○「なっ…分かったわよ、参加してあげる。貸しだからね」

「ありがと」

○美は少し頼めば乗ってくれるから楽だ。

☆「僕は面白そうだから参加するよ。」

☆也は俺の案に毎回乗ってくれる。

小さい頃から一緒だから気をきかせてくれたのだろう。

△「○美ちゃんがやるなら私も…」

□「み、皆やんなら俺もやろっかなー…」

「参加しないんじゃなかったの?」

□「うるせぇ!」

これで俺の思いどうりだ。

結局は皆参加することになる。

楽しみだなぁ…一人隠れんぼ



そして、この俺の発言のせいで、五人の人生は狂ってしまった。




☆「今日は僕忙しいから、明日でいい?」

△「私も、準備してないので」

「いいよ、じゃあ明日、」



明日………早く明日にならないかなぁ






今回は×樹君が語ってましたけど、×樹君が主役ってわけじゃありませんよー

でわ次話で!!

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