二人の恩人 1
一九八四年『瑠璃中学校』
俺は中学校に入学をした。
一年二組で担任は高木先生だった。
小学校からの友達の秋山と同じクラスになった。
新しい友達も出来た。
成と見原だ。
そして女友達も出来た。
西山順子、田中雅美、藤谷紀子、山本直子、そして相田清子・・・。
相田は可愛かった。
とにかく可愛かった。
今まで出会った中でダントツの可愛さだった。
そんな相田が俺を好きになってくれたらしかった。
俺も相田が好きだった。
よく電話をしてくれたり、家に遊びに来たりしてくれていた。
でも俺が子供だった。
互いに想いを打ち明ける事無く、俺の下らない性格のせいで気まずくなり、その恋はたった数ヶ月で終わりを告げた。
あの時に今の俺がいれば・・・そう思うのは浅はかだろうか・・・?
相田に出逢う前にも好きな人はいた。
幼稚園の時の白石さん。
小学校低学年の時の菅原祥子ちゃん。
高学年の青木利恵ちゃん、吉田さん、小松さん・・・。
ただ「初恋はいつ?」と聞かれれば、間違いなく答えるだろう。
「中一の時の相田さんだよ」と・・・。
あの頃の事を考えると、今でも胸がときめいてしまうのはみっともないかなぁ・・・?
兎にも角にも素敵な人だった。
過去に戻れるのならば、必ず中一に戻るだろうな・・・。
そんな感じで中一は終わり・・