意外にも「使用期限」があって驚いたもの
◇時間が経過し過ぎた「コンセント」は火災の可能性アリ
先日、防災関連の講習を受けた際に驚くべきことが分かりました。
それは――コンセントやその延長コードに「使用期限」があることです。
日本製であればコンセントの側面に製造年月日が書いてあるのですが、そこから壁埋め込みであれば10年、延長コードには3~5年、使用期限」があるそうです。
「でも、ちゃんと機能しているのなら問題なくない?」
と思われるかもしれませんが、使用期限を大幅に過ぎたコンセントは劣化により発熱や発火のリスクがあり、思わぬ火災に繋がってしまうこともあるようです。
海外製だと製造年月日が書いていないこともあるようなので、いつ買ったのか分からない……と言うのでしたら、
・コンセントやプラグが熱くなっている。
・コードを動かすと家電の電源が落ちる・つく。
・プラグの抜き差しが緩い。
・プラグの根元が焦げたり、溶けたりしている。
・本体やコードにひび割れやキズがある。
などの状態があれば買い替えることをお勧めしたいです。
特に冬のこの時期には風も強い日が多く火災になると一大事になるかもしれませんからね。
◇食べ物以外にも「使用期限」があるもの
食べ物の賞味期限や消費期限については皆さん健康に直接関わるために確認していると思うのですが、
生鮮ではないモノに対してはコンセントみたいにあまり注意が向かないと思うんですよね。
特に壊れていなかったり使えたりしたらOKかなぁとか思いがちですが、実はそうではないものについて調べてまとめました。
〇医薬品・化粧品
モノによるのですが、おおよそ3年ほどで使用期限が来ることが多いようです。
見た目大丈夫そうだからいけそうじゃない? と思っても注意した方が良いように思います。
1回当たりの使用量がそこまで頻繁に使わない限りはあまり買い貯めもしない方が良いのかなと思います。
〇電池
電池はアルカリ電池は5~10年、マンガン電池は1~3年が目安になります。
昔の製品に付属している電池などは「液漏れ」と言う事態になってしまう可能性があります。
(白っぽい粉がついていたり、電池が錆びている状態です)
液もれした液が目に入ったり肌についた場合、そのまま放置しますと失明や化学火傷になる危険性があります。
もしも液体が目に入ってしまった場合はは医師による診断をする必要があると思います。
〇消火器
家庭用で約5年、業務用で約10年と言われています。
この期間が過ぎると 中の消火剤が固まったり、容器が腐食して破裂したりする危険があるために、いざという時に役に立たなかったり逆に新たな問題を起こしてしまう可能性があるようです。
期間が過ぎた場合はすぐに交換する必要があるので、見つけたらすぐに報告した方が良いでしょうね。
〇ヘルメット
ヘルメットの製品安全協会によると使用開始から約3年と言われています・
3年以上経過したバイクや自転車用、工事用のヘルメットは、外側のシェルだけでなく内側の衝撃吸収材(発泡スチロール)が硬化して、衝撃を吸収しにくくなるそうです(23年4月から自転車もヘルメット着用が努力義務化)。
見た目に問題がなくても、万が一の事故で本来防げたはずの衝撃から頭を守れなくなる可能性があります。
装着感が悪くなってきたら「劣化のサイン」だと言われていますので、期限前だとしても注意しましょう。
〇電子レンジ
メーカーの部品保有期間が8年、電磁波を出す「マグネトロン」という部品が寿命を迎えるのが10年と言われています。
この期間を過ぎると修理をすることが難しくなるうえに、温まるのに時間がかかるようになります。
発火したりする危険性は低いようですが、本来の役割を果たしているとは言えないので、この期間を過ぎれば買い替えをお勧めします。
〇カセットボンベ
メーカーによると使用期限の目安は製造後約7年とされています。
缶底の製造年月日(8桁の数字)を確認し、7年を過ぎたら備蓄用であっても新しいものに交換し、古いものは適切に使い切って処分したほうが良いとされています。
内部のゴム部品が劣化するとガス漏れのリスクがあり、サビや変形がある場合は使用を中止した方が良いと言われています。
期限が過ぎてしまったガスが残っているボンベの処理方法として製造している岩谷産業によると https://x.gd/i1BRc
『ガスが入った状態で穴をあけると、ガスが噴出して途中で止まらなくなり危険ですので絶対におやめください。
ガスを抜く時は、屋外の火の気のない風通しの良いところで、カセットボンベのキャップを外し、先端を下にして、先端部をコンクリートなどに押し付けてください。そうすることにより、ガスが抜けていきます。ガスが出なくなった後、振っていただき、「サラサラ」とした音がしなければガスが抜けて空になっています。 ガスを抜いた後は、お住まいの地域自治体のごみ出しの取り決めに従って廃棄ください。』
とありますのでお住いの自治体の処理方法をご確認ください。
僕の家にもボンベがあるので早いところ使わないとなぁ。
上記のモノは僕が「電気・火・圧力・ゴム」が絡む物については「使用期限があるかも?」という事で調べた方が良いと思います。
動くから、使えそうだから……が大惨事を起こす可能性があるので本当に注意しましょう。
逆食べ物であっても「はちみつ」「塩」「砂糖」あたりは賞味期限がほぼ無期限だと言われていますので備蓄に相応しいモノだと思っています。
◇「使用期限」の番外編
番外としての「使用期限」として「人間の若さ」ということも触れていこうと思います。
やはり若ければ若い方が「未来」があり、将来に希望があるのは事実です。
これをご覧になっている方で「若さを失ってしまった」と嘆く方もいらっしゃるかもしれませんが、
「今が一番若い」ということです。
行動することに遅すぎるということは無いと思います。
むしろ「やらずに後悔」という事を防ぐためにチャレンジすることをお勧めします。
思わぬ大成功を収める可能性もありますよ。
人間誰しも年齢を重ねますが、いつまでも挑戦し続ける姿勢を取りたいですね。
「もうダメだ」と諦めた時や挑戦や試行錯誤を出来なくなったに「真の若さ」を失い「人間としての使用期限を迎える」のだと個人的には思いますからね。




