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已矣哉 師走詩帖  作者: alIsa


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青いダウンを着た……


 青いダウンを着た 男が立っている

 駐車場の出口 険しいスロープ

 通せんぼするように 背を向けている

 土日でさえ朝から 彼は立っている


 丈の短い ダウンを着た男は

 強い寒風(さむかぜ)に 揉みくちゃにされても

 ポケットに手を 入れることも許されず

 帽子を深く 被りなおすだけだった


 テカテカして真っ青で ダサくて目立つ

 そのダウンを着た 能無しの男は

 常に嘲笑や 軽蔑を感じて

 誰も見ないように 顔を伏せている


 誘導灯を持った 男が立っている

 車が下りてくるのを ずっと待っている

 石みたく無言で 冷たく動かず

 盆も年末も 正月も夜まで


 今はもう彼は そこにいないだろう



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