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ボンバーガイ  作者: 天狗
1/1

爆死

はつとーこー

 ー2022年 ウクライナ 首都キエフー


 鳴り響く轟音、揺れる地面、隣人の悲鳴。

 最初は世界の終わりではないかと思ってしまった。

 

 「アレックス!車のキー持ってきて!」

 「あぁ!今行く!アリョーナ車に荷物積んだか?」

 「積んだわ!早く来て!」

 「ママおもちゃいえにおいたまま」

 「マーカスおもちゃなら後で取りに行くから我慢してね」

 「うん」

 その瞬間隣の建物が爆発した。

 「まずいまずい、早く車乗らねぇとやべぇ!」

 男はリビングを抜け、急いで開いたままの玄関へ向かう。助手席から怯えた顔をした妻がこちらを見つめている。後部座席にいる息子も。もうすぐで玄関を抜ける。

 しかしその瞬間、目の前にミサイルが着弾。ブワッと火を上げ、彼女たちを車ごと飲み込む。と同時に爆風で玄関もろとも男は吹き飛ばされ、廊下に倒れ込んでしまう。視界も段々と真っ白になっていく。


 が、しかし次の瞬間男は何故か薄暗い部屋に立っていた。

 自分の手前には長いコートを着たような人が4人。

「はぁ?男かよ。もっと可愛い女の子とか召喚できるかと思ったんだけど。まあいいや、お前ここに来る前どこにいたんだよ」

 目の前にいるこの黒いローブを着たアジア人は…?てかここはなんなんだ?状況がわからない…、俺はさっき…、マーカスとアリョーナは…?

 ローブの男が近寄りこちらの顔の目の前で手を振りながら言う

 「おい!聞いてんのかよ!ハロー?てかナニ人だよ」

 「え?ああ、聞こえてる。」

 その隣にいた白い修道服を着た女性が笑いながら話す

 「アハハ!やっぱりこっちに来たら言語通じるんじゃね?」

 「まぁ、正直ナニジンかはどうでもいっか」


 なんなんだこいつらは…、ヒッピーか何かか?

 

 「お前たちは何者なんだ?ここは…どこなんだ?」

 その瞬間黒いローブの男が手を広げ大声で話し始めた

 「俺たちは勇者さ!」

 

 ユウシャ…?


 

 

 

 

 

この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

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