【48】 錬金屋・リベンジ
ソレイユとミーティアに留守番を頼み、俺はルナを連れて『錬金屋』へ向かった。この街で一番の店へ。
店の前に到着する。
その名も『リベンジ』といった。
「色彩豊かでお洒落な店だなぁ」
「ええ、お花がたくさんです。可愛いです♪」
さっそく店の中へ入った。
「っしゃせ~」
そう挨拶をだらっとする女性の顔は、どこかで見覚えがあった。
「――――――げ」
俺は思わずギョっとした。
こいつは、あの錬金術師の――こいつの店だったのか。
「ワ、ワンダか……」
「ワンダじゃありませんか!」
ぱぁと顔を輝かせるルナ。
や、やっぱり顔見知りだったのか。
「やあ、ルナ。それと、カイト」
「お前……」
「そう警戒するな。言っただろう、ルナは元気かって。で、本人から事情は聞いたのか」
「そ、それは……」
俺は結局なにも聞けていなかった。
……情けないことに、そんな勇気もなかったのだ。今の関係が崩れてしまうのではないか――という恐れもあって。
「そうか。では、ルナは?」
「ワンダ、わたしの願いはただひとつ。カイト様の幸せです。もしも邪魔をするのでしたら、話はなかった事に」
「――――それは困る。ルナもカイトの力も必要だ。……それで、当店に何用かな」
「なんか引っ掛かるな。まあいい、エクサニウムだ」
そう俺が注文をつけると、奥でガタっと物音が。
なんだ?




