【45】 シャロウのNo.3
みんな俺の料理に満足し、風呂を済ませ――就寝。
新しい朝をまた迎えた。
俺も含めてみんな二階の寝室に部屋があるわけだが、一階で物音がした。いや、これは物音というか――破壊音。
「……おい、またかよ。何人、悪漢がやって来るんだよ、この店」
◆
俺は急いで玄関へ向かった。
するとそこには……
「お前……シャロウの!」
「やっと見つけたぜ。噂は本当だったか、カイト」
服に『×』印を掲げ、ゴツイ服を着た男。身体もガタイがよく、俺と身長差があって迫力があった。こんな奴は一人しかいない。
「お前……シャロウのNo.3……『バオ』だな」
「おう。忘れていなかったか、この俺様の顔を。――じゃあ、さっそく死んでくれや」
バオは、小さなナイフを取り出すと、それを――
「――――っぶねぇ!!!」
ギリギリで回避。胸を掠めた。もう少し遅ければ、俺の心臓に突き刺さっていたかもしれない。……レベル上げておいて良かった。
「……ほう、おかしいな。お前のレベルはずっと『1』だったはずだがな。そうか、お前、ついに自身に使ったな」
「悪いか。これは俺だけに許された特権、スキルだ。それをどう使おうと勝手だろ」
「ん、間違っちゃいねえ。だが、お前の存在はもう許されない」
「なんだと……!」
「俺様がぶっ殺してやるよ、カイト!」
ダンっと飛び跳ねてくる。
くっ、俺は……!!




