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45/318

【45】 シャロウのNo.3

 みんな俺の料理に満足し、風呂を済ませ――就寝。

 新しい朝をまた迎えた。


 俺も含めてみんな二階の寝室に部屋があるわけだが、一階で物音がした。いや、これは物音というか――破壊音。


「……おい、またかよ。何人、悪漢(あっかん)がやって来るんだよ、この店」



 ◆



 俺は急いで玄関(げんかん)へ向かった。

 するとそこには……


「お前……シャロウの!」

「やっと見つけたぜ。(うわさ)は本当だったか、カイト」


 服に『×』印を掲げ、ゴツイ服を着た男。身体もガタイがよく、俺と身長差があって迫力があった。こんな奴は一人しかいない。


「お前……シャロウのNo.3……『バオ』だな」

「おう。忘れていなかったか、この俺様の顔を。――じゃあ、さっそく死んでくれや」


 バオは、小さなナイフを取り出すと、それを――



「――――っぶねぇ!!!」



 ギリギリで回避。胸を(かす)めた。もう少し遅ければ、俺の心臓に突き刺さっていたかもしれない。……レベル上げておいて良かった。


「……ほう、おかしいな。お前のレベルはずっと『1』だったはずだがな。そうか、お前、ついに自身(・・)に使ったな」

「悪いか。これは俺だけに許された特権、スキルだ。それをどう使おうと勝手だろ」

「ん、間違っちゃいねえ。だが、お前の存在はもう許されない」

「なんだと……!」

「俺様がぶっ殺してやるよ、カイト!」


 ダンっと飛び跳ねてくる。

 くっ、俺は……!!

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