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【24】 債務の理由

 少し沈黙が続いて、少女は話を始めた。



「私は、貴族への借金返済の為にレベルを全て(・・)売りたいのです。

 ……あれは13年前でした……。クラールハイト家へ養子に出された私は、まだ小さな子供。それから、不自由なく育てられ、最強の魔法使いとして今や世界を股にかける存在に。――ですが、その旅の道中でクラールハイト家と数百年対立する、『ファルベ家』の罠に掛けられ、私は膨大な借金を背負う羽目になってしまったのです。その額――なんと『2億セル』です。

 そんな一生を懸けても返せない額に、途方に暮れた私でした……。このままでは、我が自慢の肉体(からだ)を売るしかない――そんな残酷な運命が刻一刻と近づいておりました。そんな時でした。このお店の噂をとある騎士様(・・・・・・)から耳にしたのです。

 だから、私は必死になってこの街を探し、店を探し、やっと奇跡へ辿り着いたのです。ですから、全てのレベルを買い取って戴ければ、そのお金で借金を全額返済したいわけです。

 ――どうか、この切実な願いを汲み取って戴けませんでしょうか……私の冒険の証『Lv.1200』の査定をよろしくお願いします」



「………………えーっと」



 めっちゃ喋るやん……。


 マシンガントークすぎて度肝(どぎも)を抜かれたと同時に、圧倒された。


 なんなのこの子!


 ファーストインプレッションからして、無口キャラかと思えば、ヤベー饒舌(じょうぜつ)キャラだった。人は見かけによらないという事だな。


 ――いや、そりゃいいや。


「わ、分かったよ。でも、2億セルかぁ。大変な額だよそれは」

「……はい」


 どうすっかなぁ~。

 どう考えても、足りない(・・・・)んだよなー。

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