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【01】 追放

 異世界へ転生召喚された。

 何故か以前の記憶はなく、何も思い出せなかった。そんな不憫(ふびん)な状況ではあったけれど――幸い、召喚先の貴族が(こころよ)く迎えてくれ、丁重に扱われた。そして俺はある不思議な出逢いをした。


 その経験を経て俺は、見返りとして最強ギルドに所属できた。


 それから三年が経過していた。


 俺はその間、スキル『レベル売買』でギルドメンバーのレベルを底上げしまくった。最初こそ有能と持てはやされ、重宝された。だが、日に日に強くなっていくメンバーたち。


 次第に俺の存在感は薄れ、需要(じゅよう)がなくなった。


 ある日。

 ダンジョンの道中でそれは起きた。


「あんた使えないわね。ホント無能すぎて呆れるわ。なんでまともに戦えないワケ!?」

「…………」

「もういいわ、あんたをギルド『シャロウ』から追放する」

「え…………そんな、待ってくれよ!」

「うるさい、出てけ」


 …………終わった。何もかも。


 世界はいつだって理不尽(りふじん)だ。

 世界最強ギルドに所属していた俺は、戦闘に不向きにな故に、ついに無能(・・)扱いされ……『追放』を言い渡された。そのショックはあまりにでかく、頭が真っ白になるほどだった。



 途方にくれた俺は、適当に彷徨(さまよ)った。

面白い・続きが読みたいと感じましたら

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