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雪の降り積もった庭で

作者: アルク

冬童話2020という企画向けに書いてみました


ほぼ衝動的に(笑)

ぼくはおとうさんとおかあさんといっしょにくらしています。


おとうさんはいつもおしごとをがんばってくれていて、かえってきたらいろんなおはなしをきかせてくれます。


おかあさんはいつもやさしくて、おいしいおりょうりをいっぱいたべさせてくれます。


ぼくはかっこいいおとうさんもやさしいおかあさんもだいすきです。




あるひ、ぼくがめをさますとゆきがふっていました。


ぼくはそれをはじめてみたのでおかあさんにききました。


おかあさんはゆきはつめたくてさわるとすぐにきえちゃうけど、つもったらゆきであそべるようになるっておしえてくれました。


おとうさんがかえってきたとき、おとうさんのあたまのうえにゆきがのっていたのでさわらせてもらいました。


つめたくてとってもびっくりしました。


おとうさんはゆきがつもったらいっしょにあそぼうな、といってくれました。


ぼくはゆきがつもるのをたのしみにしながらねました。




まっくらなよるのなかでなにかきこえたようなきがしてぼくはめをさましました。


となりにはおとうさんとおかあさんがねむっています。


またなにかきこえました。


ぼくはおふとんからぬけだしておとがきこえたところをさがしました。


おとはおにわからきこえてきました。


おにわをみると、おさるさんがたおれていました。


ぼくはたいへんだとおもいおとうさんとおかあさんをおこしにいきました。


でもおとうさんもおかあさんもおきてくれませんでした。


どうしよう、どうしようとおもっているとまたおとがきこえました。


おとはおさるさんのなきごえでした。


ぼくはおさるさんをたすけようとおにわにでようとしました。


いつもおかあさんがかぎをかけてる、おにわにでるとびらもぼくがすこしおすとひらきました。


ぼくはつめたいゆきがつもったおにわにいたおさるさんにちかよりました。


おさるさんはぼくがおもったよりちいさくてふるえていました。


ぼくはおさるさんをもっておうちにはいりました。


いつもはあったかいおうちのなかも、まっくらであったかくありませんでした。


ぼくはいつもおかあさんがかけてくれるもうふをもってきておさるさんをつつんであげました。


おさるさんはうれしそうにあったかそうになきました。


ぼくはだいどころからばななをもってきておさるさんにあげました。


おさるさんはおいしそうにばななをたべました。


あんしんしたぼくはいつのまにかねむってしまいました。




あさおきるとおとうさんとおかあさんがねているおふとんのなかにいました。


おさるさんにかけてあげたもうふはぼくのおなかのうえにありました。


おさるさんはどこにもいませんでした。


おとうさんとおかあさんにきいてみてもわからないといわれました。


おにわをみてみてもゆきがつもったままなにもありませんでした。


おとうさんはゆめをみたんだろう、といったのでぼくもそうおもいました。


そのひはおとうさんはおやすみだったのでおにわでおとうさんとあそびました。


たくさんあそんでつかれちゃったぼくはすぐにねむってしまいました。




そしてまっくらになるとまたおとがきこえてめをさましました。


おとうさんとおかあさんがねむっているおふとんからでると、おにわにいきました。


そこにはちいさいくまさんがいました。


くまさんはおにわでふるえていたので、いっしょにおうちにはいって、ぼくのもうふをかけてあげました。


くまさんはうれしそうになきました。


くまさんにもばななをあげようとおもったけどばなながなかったのでかわりにりんごをあげました。


くまさんはうれしそうにむしゃむしゃたべました。




あさ、ぼくがおきるとくまさんはいなくなっていました。


そのひもおとうさんはおやすみだったのでおにわでいっぱいあそんだあと、ぼくはねちゃいました。


そしてまっくらになるとおとがきこえてきました。


おにわをみてみるとおとうさんがつくったゆきだるまのうえにりすさんがいました。


りすさんはふるえながらおなかをさわさわしていました。


ぼくはりすさんがおなかがすいてるんだとおもって、おうちのなかにいれてあげてぼくがいつもたべてるおかしをあげました。


りすさんはおいしそうにおかしをぱくぱくたべました。


りすさんはおかしをたべおわるとぼくにぺこってあたまをあげてどこかにいってしましました。


ぼくもおとうさんとおかあさんのいるおふとんにもどりました。




つぎにまっくらになったとき、おにわにもぐらさんがいました。


おにわにつもっていたゆきはおみずになっていて、もぐらさんがそのなかにいました。


ぼくはもぐらさんをたすけておうちにいれてあげました。


もぐらさんはぬれていたので、おかあさんがもたせてくれたはんかちでふいてあげました。


もぐらさんはうれしそうになきました。


ぼくはもぐらさんにたべものをあげようとしたけどりんごもおかしもなかったのでれいぞうこからおやさいをもってきてあげました。


もぐらさんはうれしそうになくとぺこっとあたまをさげて、おやさいをもってどこかにいってしまいました。


ぼくもおとうさんとおかあさんのいるおふとんにもどってねむりました。




ぼくがおきるとおにわのゆきはなくなっていました。


もうゆきでおとうさんとあそべないとおもってがっかりしました。


そうしたらおとうさんがこんどのおやすみにぴくにっくにつれていってくれるっていってくれました。


ぼくはこんどのおやすみをたのしみにしながらねむりにつきました。


まっくらになるとぼくはまためをさましました。


でもこんどはおとはきこえませんでした。


かわりにぼくをよぶこえがきこえました。


ぼくはおにわをみました。


するとそこにはぼくとおなじくらいのこどもがいました。


ぼくはおにわにでて、そのこにどうしたのってききました。


ちかくまできたのにぼくにはそのこのおかおがみえませんでした。


そのこはぼくにぺこってあたまをさげると、ぼくにこういいました。


おともだちをたすけてくれてありがとうって。


ぼくはこのこがあのおさるさんや、くまさんや、りすさんや、もぐらさんのおともだちなんだとわかりました。


ぼくはおとうさんからおそわったどういたしましてっていうと、そのこはこういいました。


かならずおれいはしますって。


そのこはもういちどあたまをさげるとどこかへいこうとしました。


ぼくはそのこにまってっていっておうちのなかにはいりました。


でももうそのこにあげるたべものがありませんでした。


なのでぼくがもうつかわなくなったまふらーをそのこにあげました。


そのこはぼくのまふらーをつけるとありがとうっていってどこかにいきました。


ぼくはいいことをしたんだとおもってよろこびながらおふとんにもどりました。


そのひからまっくらになってもおとはきこえなくなりました。




おとうさんとおかあさんといっしょになんかいかねると、おとうさんのおやすみのひになりました。


おかあさんがおべんとうをつくってくれて、ぼくたちはおとうさんのおくるまにのってぴくにっくにいきました。


ぼくたちはちいさいおやまにのぼりました。


おやまにのぼったらそこにははらっぱがありました。


ぼくはおとうさんとあそんでいるうちにおなかがすいたのでおかあさんのおべんとうをたべました。


とってもおいしかったです。


おべんとうをたべたらなんだかねむくなってきて、そうしたらねむってもいいよっておかあさんがいってくれたのでおかあさんのおひざのうえでぼくはねむりました。


おそらがあかくなってきたとき、ぼくはまたおとがきこえたのでめをさましました。


おとうさんとおかあさんもおすわりしながらねむっていました。


そしておかあさんのすぐちかくにおさるさんとくまさんとりすさんともぐらさんがいました。


それとぼくのあげたまふらーをつけた、おかおのみえないあのこがいました。


そのこがぼくにむかってしぃーってやるとおかあさんのおなかをなでなでしました。


なにしてるんだろうとぼくがおもっていると、そのこは、もうだいじょうぶっていいました。


ぼくがこえをだそうとするまえにそのこたちはどこかへいってしまいました。


ぼくがおかおをあげるとおとうさんもおかあさんもおきました。


おとうさんがもうそろそろかえろうといったのでぼくはおとうさんとおかあさんとてをつないでおやまをおりました。




おくるまにのっておうちにかえっているとおかあさんがおなかがいたいっておとうさんにいいました。


おとうさんはおかあさんをしんぱいしてびょういんにつれていきました。


ぼくもおかあさんがしんぱいでしたが、あのこがだいじょうぶっていっていたのでだいじょうぶだとおもいました。


おいしゃさんにみてもらうとおかあさんはげんきになりました。


おとうさんはおかあさんのおなかのなかにあかちゃんがいるんだよっておしえてくれました。


おなかのなかのあかちゃんがわるいびょうきになりそうだったけどおいしゃさんがなおしてくれたんだよっておしえてくれました。


でもぼくはしってます。


きっとあのこがおかあさんとあかちゃんをたすけてくれたんだって。


でもあのこはぼくにしぃーっていってたからおとうさんにもおかあさんにもないしょにしました。


だからぼくはおうちにかえると、おにわにでてありがとうっていいました。


ぼくはもうすぐおにいちゃんになります。



寒い冬、雪まで降ったら動物たちも住む所にも食べ物にも困るよね。


ということで助けてあげたら恩返しのおかえしをもらったっていうお話。


お顔の見えない子は実はのっぺらぼう。


一説によればのっぺらぼうは動物が化けた姿っていうのがあるそうです。


おさるさん

くまさん

りすさん

もぐらさん

のっぺらぼう


頭文字をとっておくりもの。


分かった人はいたでしょうか?


細かいツッコミどころは勘弁して(笑)

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― 新着の感想 ―
[一言] 後書きを読んで、なるほどーとなりました。 優しい物語ですね。
[一言] 縦読み、全然気がつきませんでした。 最後ののっぺらぼうの存在が確かに不思議ではあったのですが……。悔しい、でもこういう仕掛けって楽しいですね。 冬眠中の動物たちも時々目をさましますし、冬眠…
[一言] まさかのたてよみ! きづきませんでした。 困っている人に自然と優しくしていたら恩返ししてもらえたというお話は、読んでいてほっこりなります。 無償の愛こそ最強ですね。 お腹の中の赤ちゃん、無…
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