肉切り龍
つまんないかも。、
ここ最近ある都市伝説が話題となっていた。
何でも、この世のどこかに「依頼箱」という名の
箱が存在し、箱の中には依頼が書かれた
紙が大量に詰まっている。
その難易度は、高いものもあれば低いものも
あるのだが、もし依頼に失敗しても問題はない。
しかし依頼を断る事は出来ない。
報酬条件は、「依頼を行う事」のみ。
依頼を断った者がその後どうなったかは不明である
何故、そんなシステムなのか?誰が依頼を出しているのか?不明な点が多々あるのだが
ただ一つ言えることは、その箱は間違いなく
箱を置いた者が一番に得をするという事だ。
とあるコンビニに、若い女のバイトがいた。
彼女の名前は白銀銀子
白銀の髪に複数のピアス、
そして背中には龍の刺青。
首にはシルバーのネックレス。
そんな見た目だからか、彼女は周りから
恐れられていた。
その服装は、彼女なりの精一杯の威嚇だった。
誰からも恐れられてた彼女は
誰よりも人を恐れていた。
そんな本性がいつでも隠せる筈も無く、臆病な性格をいいように利用する者が後を絶たない。
そんな世界に彼女は絶望していた。
「...お買い上げ、200円になりまーす」
スッ
「ありがとうございます....」
ザッ.....
「...ん?やけに粘りついた小銭.....ヒイッ!?」
小銭には白濁色の液体がへばりついていた。
「あーあー、やられたね、最近多いんだよ。
あーいう変態が」
「......」
「まあな、ギンコちゃんも気をつけてな」
そう言った直後、臀部に触れられた
「.....ッッ!!!」
彼女は、日頃から多くセクハラを受けた。
人を寄せない為の見た目が、逆に人をより多く
引き寄せた、その大半が男ばかりであったが。
そしてバイト帰りになると、彼女はいつも苛立ち、
憤怒の感情に支配されていた。
「死ね、」
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
「男なんか...みんな死ねばいい....!!!」
「ん?アレは...?」
公園のベンチで妙な箱を見つけた。
「依頼...箱?なになに?箱の中には依頼が書かれた紙が沢山入っているので好きな依頼をお受け下さい、
ただし一度受けた依頼は断れません。
ですが依頼を失敗しても構いません。
依頼を遂行すれば報酬を渡します......って」
「なんだろ?どんな依頼があるかちょっと見てみよ」
「んんー?「●●スーパーの肉を買ってきて欲しい。
報酬は.....」」
「「殺人の手伝い....」って...何これ...キモッ」
「その依頼...受けますか?」
「うわっ!!なんだよお前!」
黒いコートに黒い帽子を着た人間が背後からいきなり話しかけてきた。性別も歳も見たところでは
よく分からない。
「その依頼...受けますか?」
「...はあ?」
「その依頼...受けますか?」
「.....」ゾクッ
「その依頼...受けますか?」
「(な、何こいつ....何だかヤバそう...
ここは大人しく言いなりになった方がいいかも)」
「わ、わかったよ、依頼受けたらいいんだろ?
スーパー近くにあるし、ちょっと待ってろ...」
「ありがとうございます」
数分後...
「ほら、肉買ってきたよ」
「おお、この肉で間違いありません。
ありがとうございます」
「(ったく、何でわたしがこんな事を...)」
「それで、報酬の件なんですが、
貴女は誰を殺したいですか?」
「えっ」
「誰を殺したいですか?」
続く




