表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

プロローグその2

西暦20XX年

某独裁国家KC国の科学研究室。

ここで世界の技術の粋を集めたとあるモノが完成されようとしていた。


「書記長閣下!あとは閣下のデーターを登録するだけです。」

書記長と言われたでっぷりとした男はカプセルの中にある完成されつつあるものに近づいて行った。


「ぐふふふ。美しいのぉ。実にワシ好みである。まるで生きている様では無いか。」

「は、世界各国の技術の粋を集めました故」

「惜しむらくは我が国家の技術のみで作り上げたかったがな。」

「残念ながらわが国では基礎研究でJN国の足元にも及びませんので・・・。」

「まぁよい。技術など盗めばよいのだ。要はバレなければ良いのだよ。」

「全くその通りですな、ハッハッハッハッ」

それにつられ周りの研究者らしいものも笑う。

何度も技術を盗まれるJN国もどうかと思うが、KC国の考え方はこの民族特有の考え方らしい。


「では、閣下。その前にお立ち下さい。

もうすぐ目を開けますので、それと同時にマスター登録が開始されます。」

「わかった。これで良いのだな?」

「ぐふぇふぇふぇふぇ。目覚めたらたっぷりとかわいがってやるぞぅ。」

気持ちの悪い邪根笑い顔でカプセルの前に立つ。


その時、カプセルが眩いばかりの光に包まれた。


「ウォッ!目が!目が!」

「ぐはっ、眩しいい!目がつぶれる!!」


光が収まった後、カプセルの中には何もなかった。

周りには何も見えなくなった数人の者が居るだけだった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ