4/7
序章
さて、どうしたものか。
ここにいても意味がないのでのんびりと気分が向く方向へ歩いて行くのであった。
3ヶ月後、ラグナロクの日であるこの日に悪魔が世界に降りてきた。
地球から来たものはこれをラグナロクと感じ
ある者は自分がつくった傭兵隊で迎え撃ち、ある者は国を動かし、ある者は伝説の武器を使い、様々な手段を用いて悪魔達に挑んだ。
その中隆司はというと、
隆司「そんなの関係ねぇ」
悪魔達が降りてきた場所とは見当違いの辺境をウロウロしてたまに戦場からこぼれて来た悪魔を殴り倒して戦場に送り返す。
この作業のみをしてそれ以外は傍観するのみであった。
そしてこの日の一週間後に地球戻ったのである。
報酬の才能の開花である霊術や時空操作は地球に戻っても使えた。
だが隆司は平和な世の中には使う物ではないと思い、たまに時空操作による空間転移や腕が鈍らないようこっそりと鍛錬をする程度でおわらせるのであった。
だが隆司は考えていなかった。
自分以外の異世界から帰還した者は何をしているか。
そして、
何故自分達に霊術などの異端な才能があるのかを。