序章
草原の真ん中に突っ立っても仕方ない。
それにここは何処か、どんな生態系か、把握できていない。
そんな考えが浮かぶが隆司はまず初めに気になるステータスを見ることにした。
隆司「『ステータス』」
スゥ
隆司ほ前にパネルが現れた。
名前:陸奥次 隆司
依存属性:無
[基本技能]
格闘技能:D
生活技能:D
話術技能:D
魔術技能:なし
聖術技能:なし
[特殊技能]
固有能力:時空操作(S)
[ジョブ]
霊術師
スキル:隠密
霊術
前世トランス
式神召喚
神降ろし
封印術
治癒術
隆司「oh…。」
才能の開花と聞いてどんなものか気になっていたが最初みたときは微妙にだと感じた。
基本技能が全てDである。
パネルの隅に平均はCだと記してある。
確かに喧嘩は苦手だ。
話術は…数少ない友達や研究室の仲間、バイトでの接客業などある程度はできている思ったがそうでもなかったようだ。
家事や料理も常人並みにはてきているはずだ。
だがDである。
しかも魔術や聖術も使えないようである。
隆司はショックを受けるのであった。
だが、次に気になったのは固有能力。
なんとなく時空操作の文字を押してみた。
時空操作・・・時間を操り、空間を創造・操ることができる。熟練度に依存。
なんというチート。
だが気になるのは熟練度。
使わないと使用範囲が広がらないのか。
最後にジョブ。
霊術師の文字を押す。
霊術師・・・霊術が使用できる。マナに依存。
マナ?
よくわからないワードが出てきた。
説明文はないようだしイメージはRPGのMPみたいのでいいかな、とかたづけてしまった。
そして気になるスキル。各スキルを押してみた。
隠密は隠れる技能のようだ。影が薄いってか?
霊術は普通に霊術が使えると、適性は結界と札術があり、攻撃系が絶望的だと書いてあった。
ナンテコッタイ。
前世トランスは文字通り前世の姿になるようだ。
今は使用不能らしい。
式神召喚はヒトカタの札を生成し、神や妖怪を憑けることができるらしい。
ただしヒトカタの札は1日1枚で全体力を札に封じ込めることによりできるらしい。
使いづらいなぁ。
ただヒトカタの札は破ることによりスタミナや生命力を回復できるらしい。
できるだけ作った方がいいな。
神降ろしは神を降ろす。
それだけらしいが今は降ろす神がいない。
封印術はまぁ簡単に言えば自身の認識がある力を封じることができるらしい。
霊術の熟練度依存。
治癒術は面白い。
呪いや病気、怪我などに有効らしい。
ただしスタミナは回復しないとか。
依存は霊術の熟練度。
こんなものか。