表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

あいside

桜高等学校の門をくぐると、一本の大きな木に見事に桜が満開に咲いていた。

シンボルといえるその大きな桜の木は、真新しい制服をきた新一年生を見守っている。

そう、今日は入学式。  


「あーいー!おっはよぉ!!」 

突然後ろから呼ばれて振り向いてみると、そこには一人の女の子。

茶髪で背が低くて、目がパッチリの可愛い子。彼女の名前は奈美。

「おっはよー!」

いつも通りのあいさつをすると、二人で教室に向かった。

「そーいえばさ、あい・・・。探してた人いた?」

奈美があたしにきいた。

「見てない」

そっけなく返すと奈美は、気をつかってくれたのかどこかに行った。

彼女はいいひとだ・・・。

ふと、あの人のことを思い出す。

「もう一回あいたいよ。せめて、もう一回・・・。」


5年前

「前から好きだったんです。付き合ってください。」

あたしの前で顔を真っ赤にして言っている人。

むちゃくちゃモテル人。   顔もいいしスポーツもできて勉強もすごい。

学年の中には好きっていう子も多いくらい。

その人があたしに告白している。

びっくりして、何も言えない・・・。

「だめ・・・ですか?」

ど、どうしよう。 もちろんokなんだけど、でも・・・・。

勇気を振り絞っていうんだ!あたし!

「でも・・・。あたし・・・その・・・。」

あー、どうしよう言えない。でも言わなくちゃいけないんだ。 この事実を受け止めてくれるのか。

「あたし・・・。病気なんです。」

「うん。しってます」

・・・言えた。  でも知ってるって・・・。

「どうして知ってるの?」

「噂・・・。  でも俺はそんなことでおまえを見捨てたりしないから!」

うわさ・・・?そっか噂か・・・。 あたしはこの人、悠がいってくれた「見捨てたりしない」この言葉が嬉しかった。

そうして私は悠にokを出してめでたく付き合うことになった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ