5/9
悪くない
読みにくかったり、表現が分かりにくいところがあったりすると思いますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
家に帰ってリビングのソファーに勢いよくダイブする。
クッションに顔を埋めながら、ある人の未来を見ようとする。
だけど……
——やっぱり、見えない。
春野 湊。
彼の未来だけが、私の力でも見ることができない。
こんなの、初めて。
明日のご飯、友達が考えていること、定期考査の内容、何でも知ることができるのに、彼のことだけは何もわからない。
それこそ、何が起きるか全部わかる世界で、ひとつだけ、空白ができたみたいな感覚。
……ほんの少しだけ、悪くないかもしれない。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回も読んでいただけると嬉しいです。
また、改善点なども指摘していただけると、嬉しいです。