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悪くない

読みにくかったり、表現が分かりにくいところがあったりすると思いますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。



 家に帰ってリビングのソファーに勢いよくダイブする。

 クッションに顔を埋めながら、ある人の未来を見ようとする。

 だけど……


 ——やっぱり、見えない。


 春野 湊。

 

 彼の未来だけが、私の力でも見ることができない。

 こんなの、初めて。

 明日のご飯、友達が考えていること、定期考査の内容、何でも知ることができるのに、彼のことだけは何もわからない。

 それこそ、何が起きるか全部わかる世界で、ひとつだけ、空白ができたみたいな感覚。

 

 ……ほんの少しだけ、悪くないかもしれない。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回も読んでいただけると嬉しいです。

また、改善点なども指摘していただけると、嬉しいです。



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