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SAKI 〜〜 ある少女の人生物語 〜〜  作者: ぴい
第5章 仲間たちの活躍

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「第92話」デビュー?

 夕方になり、父親の会社に向かうまみ。予定より少し早く着いた。


受付嬢「こんにちは。大至急社長に連絡致します。」


まみ「大丈夫です。終わるの待ちますから。そうだ!ひさおさん、カッコいいから見てこよ。」



 静かに近づくとまみは「こんにちは!」とひさおに声をかける。


ひさお「びっくりした。。何、牛丼?」


まみ「うん。でもその前にカッコいいひさおさん見たくて。」


 周囲は社長の娘に明らかに緊張している。


 

 用事があった社長が、ひさおのところにやってきた。


社長「まみ。もう来たのか。。」


まみ「ひさおさん。やっぱりカッコいいわ。」


社長「お前、娘に手出したら許さないからな!」


ひさお「出すわけないでしょう。」


まみ「私が手を出すならいいのよね。」


社長「まみ。頼むよ。。」


まみ「私、さきさん尊敬してるから、そんなことしないよ。お父さん、それに頑張ったって無駄なこと分かってるでしょう?」


社長「いや、あの。。会社でお父さんはやめようよ。ああ、営業部長、2つ目の直販計画。これで正式に進めてくれ。」


部長「直ちに取り掛かります。社長、みんな緊張しているので、申し訳ないのですが。例のお店に出かけて下さい。」


社長は回りを見渡し「これは、親子で騒がせて申し訳ない。まみ、行こうか。」


まみ「ひさおさん。また明日ね。」



 社長たちは出かけて行った。


係長「社長は緊張するなあ。。しかし、娘さん変わりましたね。」


課長「以前は荒くれ者だったからな。」


部長「そうなんだ。私が転勤してから見たことないよ。」


課長「確かに、ここ最近は来てなかったな。。今日、あまりに変わってて戸惑いました。」



部長「みんな成長するんだよ。皆さん。あと1時間ですから、今のは忘れて集中しましょう。」



係長「なんか、部長って10代殺しですね。」


部長「えっ?何もしてないからな!」


事務員「10代だけじゃないわよ。私だって狙ってたのに。。まあさきさん相手じゃ無理な話よね。」


課長「えーっ!」


事務員「こんないい男、そうそういないわよ。」


課長「部長。愛人ってことですか。。」


部長「馬鹿野郎!違うに決まってるだろう。彼女はちゃんと幸せ見つけてるよ。その発想はどこから出てくるんだ?」


課長「すみません。ちょっと愛人というものに憧れてて。。」


部長「日ごろ、さんざん風紀がとか言っておいて、問題起こすなよ!無難に定年迎えなさい。ちょっと今日中に決済しないといけないものいっぱいあるから、仕事させてくれ。ただ、課長の起案は最後に回すから。」


課長「邪魔しませんので、どうか早めに。今日妻の誕生日でして。」


事務員「ちょっと。奥さんの誕生日とか言いながら、愛人欲しいとか、あまりに無茶苦茶ですね。課長、冷めたけどお茶よ。部長のは愛情込めて出し直しますね。」


課長「ただの夢なんです。。すみません。」


※※※


 社長とまみは歩いて牛丼屋に行った。


社長「並2つ。」


まみ「牛丼初めて。楽しみ。えっ?も、もう?」


社長「だろ?私も驚いたけど、当たり前らしい。ああ、牛丼一流の営業部長直伝だから、まず一口食べなさい。」



まみ「ん!美味しい。。初めての感じ。」


 社長は紅生姜を山盛りに入れる。


まみ「ち、ちょっと。。」と困惑する。


社長「黙って食べなさい。」と自分は食べ始める。


 まみは無言で夢中で食べると、あっという間に完食してしまった。


社長「やっぱり美味いな。。月1回食べたくなるんだ。誘われて嬉しかったよ。1人だと来にくいから。申し訳ないけど、今日は、まみより牛丼だ。」


まみ「少し納得いかないけど、これなら仕方ないな。ねえ、お母さんは連れて行ったの?」


社長「まだ。」


まみ「だったら来週でテスト終わるから、週末家に帰るから3人で行きたいな。」


社長「いいな。今日も母さん、夕食1人だからな。ところでテストはどうなんだ。」


まみ「はっきり言うけど、もしさきさんと仲間になってなかったら、全部不合格だった。みんなが一生懸命勉強教えてくれたから、たぶん全部単位取れそうよ。」


社長「さきさん。お礼しても、お礼してもそれ以上返されてしまうんだよ。参ったな。娘を助けられて、たった4ヶ月で会社の20年分の利益を出されたら、返せないよ。」


まみ「ちゃんとお礼したの?」


社長「したさ。30億。でも本当は足りないんだ。」


まみ「さきさんって、そんなにもらっても全く変わらないな。。すごいね。普通贅沢するよね?もらう器の人間ってことよね。私思ったの。ブランド物を身に着けて、お金持ってますって。。本当に恥ずかしい。さきさんなんか、飾らなくても私より遥かに綺麗だし、贅沢しない。私がいかに愚かだったか。。」


社長「まあ、良い勉強になったな。まみ。お父さんは、さきさんにまみと友達になってやってくれとは一切言ってないからな。同じ学校行くことは話した。あんな偉大な方には冗談でも言えなかった。だからお前の力で仲間になったんだぞ。彼女の凄さは今更言わなくてもいいだろう。さあ、そろそろ出るか。」


まみ「お父さん。会社戻るの?」


社長「1度戻るよ。」


まみ「そう。じゃあ帰って勉強しようかな。」



 会社の前で2人は別れて、まみは帰宅した。


まみは思った。今週終わったら来週は2教科だけなら。。バイト入れようかな?


 アルバイト先に連絡すると、まみの穴埋めは社員が残業になりキツかったらしく、3日アルバイトに入ることになった。



 自宅に着き、窓を開けると、思い出した。あっ!来週末のピアノの練習どうしよう。連絡しないと。



 相談の結果、日曜の夜に2時間やることになった。



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