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SAKI 〜〜 ある少女の人生物語 〜〜  作者: ぴい
第1章 孤独からの解放
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「第2話」また生理か。。

 さきは生理が近くなると性欲が強くなる。

 しかし、それを満たすためにおじさんに連絡することは無かった。


 さきの性欲を満たすのはオナニーだった。シャワーをあてながら、指で刺激すると、さきはあっという間に身体を引きつらせながら絶頂する。あまりの快感にしゃがみ込んでしまうのだった。


 さきにとってはおじさんとの関係は性欲を満たすものでは無かった。おじさんとの関係は愛されていることを実感し、孤独を忘れるためのものだった。



 数日経つと、さきに月のものがやってきた。女には憂うつな期間だが、さきには特に憂うつだった。長い期間、孤独を忘れる時間を持てないからだ。



 憂うつな気持ちで今日も登校する。


みゆ「さき。おはよう。何か、今日は浮かない顔ね。」


さき「始まっちゃったから。」


みゆ「ああ、そういうこと!ちょっと心配しちゃったよ。それより、中間テストの勉強どう?私、かなりヤバいんだけど。」


さき「まあ、それなりかな。私は卒業さえしたらいいからね。みゆはまだ受験もあるでしょう?」


みゆ「そりゃあ、もちろん頑張るけどね。ただねぇ。いくら頑張っても2番にしかなれないんだよね。誰かのせいでさ。」


さき「大学受験は私が邪魔することはないから。何、一番になりたいの?調節しようか?まあ、みゆがいいとは言わないでしょうけど。」


みゆ「分かってるなら言わないでよ。ねえ、でもね。生理って大事よ。」


さき「えっ?どうして?邪魔なだけじゃない!」


みゆ「だって、生理無かったら赤ちゃん出来ないじゃない。私、いつか彼の赤ちゃん。。いやだ。恥ずかしい。」


 みゆは、モジモジしながら去っていった。出会った頃から、みゆは余計に喋り過ぎて我にかえることが多い。さきは、サービス精神なのだろうと思っていたが、本当はさきにもっと心を開いて欲しくて自然にやってしまうのだった。



 さきは、考えたことも無かった考えだった。

 生理と赤ちゃんか。。まあ、私には関係ないけど。あんな家庭なんて絶対に欲しくもないし、結婚なんて考えられない。

 とはいえ、私よりみゆのほうが大人よね。やっぱり、彼がいるのは違うのかな。私、勉強なんかより、そちらのほうが羨ましいな。結婚なんてしたくもないのに。。私って自分勝手よね。


※※※

 

 二学期の中間テストを迎える頃に生理は終わった。


 孤独を忘れる時間が欲しかったが、テストを控えていたため叶わなかった。

 非常に不安定な状態で受けたテストだった。



 それでも、結果は学校一番だった。同点でみゆも一番。


 

みゆ「さき。手抜いてないよね?」


さき「生理がマイナスだったね。でも一番になれて良かったじゃない。」


みゆ「複雑だけど、まあ。。丸く収まったということにしますか。テストも終わったことだし、遊びに行かない?」


さき「今日、約束あるから明日にしない?」


みゆ「じゃあ。。今日は彼と過ごして、明日さきと遊びに行こうかな。」


さき「えーっ?私と彼とどちらが大事なの?彼とイチャイチャするほうがいいんじゃないの?」


みゆ「両方大事に決まってるでしょう!それに。。」


さき「何よ?」


みゆ「私が生理なの。」


さき「そういうこと!やりたくても出来ないから。」


みゆ「違うよ。特別な時しかしないわよ。誕生日とか。それに、女の子がやりたいとか言わないの!じゃ、また明日ね。」と彼のいる教室に戻って行った。



 さきはちょっと嬉しかった。彼と同じか。。大事に考えてくれてありがとう。

 でも、自分から足開いたんだよね。。私。したことないような気がする。



 さきは、孤独が続いた何週間をどうしても埋めたくて、大事にしてくれる友人の誘いを断わり「予定通り今から行きます」と、おじさんに連絡した。



 ホテルに入ると、久しぶりに孤独感から解放されたさきは、いつもより情熱的だった。

 夢中になるおじさん。

 さきはいっぱい愛されると、束の間の幸せが訪れた。


 私から足を開いてお願いすると、いつもより興奮してたみたい。あっという間だったけど、今日はすごく愛された感じがしたなぁ。みゆにもっと教えてもらわないと。


 

 両親が寝た家に帰り、久しぶりにあっという間に深い眠りにつくさきだった。

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