被害者
仕事が終わり家に帰ると注文していたセ○が届いていた。
「もしもし、お疲れ」
「お疲れ、どうしたの?」
「セ○着たから報告の電話」
「ついに届いたんだ」
「今晩どうしてる?」
「ごめん、今日は用事ある」
「そうか、ならまた今度持って行くわ」
「明日なら大丈夫だよ。吉ちゃんも帰って来たみたいだし声かけてみる」
「帰って来たんだ。声かけよろしく」
「了解。じゃあ明日」
「うん、また明日」
悠にセ○の到着の報告と明日の予定を立てた。
そして吉ちゃんの帰省情報も入手した。吉ちゃんとは悠と同じく高校時代からの友人で、仕事で船に乗っている。帰って来ている時は三人で集まる事が多い。
翌日
「お疲れ」
「お疲れ、いらっしゃい」
「吉ちゃんはまだ?」
「ちょっと前に家出たみたいだからもうすぐ来るんじゃないかな」
「そっか、じゃあ来るまでにセ○の取り付けでもしてようか」
「そうだね」
吉ちゃんが来るまでの時間でセ○を取り付けしようという話になった。と言っても取り付け、設定共に簡単だった。
「どう、聞こえる?」
「大丈夫、こっちの声ははどう?」
「うん、聞こえるよ」
「よし、問題なさそうだね」
無事動作確認も終わり二人で一服し始めた頃、吉ちゃんが到着した。
「お疲れさま」
「お疲れ、おかえり」
「お勤めご苦労さま。順調な航海だった?」
「あぁ、まぁいつも通りかな」
特に何事もなく帰ってこれたみたいで俺と悠は安着を祝う。
「二人はヘルメット持って来てるけど何してたの」
「このあいだツーリングしてて、いい加減インカム買おうかってなったから今日取り付けてた」
「吉ちゃんもセ○買おうぜ」
「いきなりだね」
「たしかインカム持ってなかったよね?」
「持ってない」
「じゃあ買うしかないね」
「三人で話しながらツーリングしようぜ」
インカム仲間を増やすべく勧誘する俺と悠。と言っても吉ちゃんは大体こうゆう時はすんなり買うやつである。
「じゃあ買おうかねぇ」
予想通り吉ちゃんは即決した。
「後輩に声かけてみるからちょっと待ってて」
「どうゆうこと?」
「正人もインカム買うか悩んでたからさ、買うなら一緒が安いから」
悠が後輩に電話している間に前回調べた事を吉ちゃんに伝える。
「なるほどね。確かに安くなるならその方がいいね」
「あとは正人がすぐに購入を決めるかだね」
「正人も買うってさ」
電話を終えた悠がそう言ってきた。
「決まるの早かったね」
「まぁ元から買う気ではあったみたいだからね。正人が注文しておくってさ」
「了解、今度来る時にお金構えとくよ」
「あとで金額送ってもらうようにしとく」
あっとゆう間にインカム仲間が二人追加された俺と悠だった。