金銭
今日の2話目です。1つ前の話と一緒に読んで緩和してください。
宝くじの賞品でフランクとアンディが騒いでいると徐々に客が増えてきた。
「何か今日は客が多いね」
「たまから言っただろ。普段は客が多いって」
「聞いてない。てか言ってない」
「そんな事はいいから真面目に手伝えよ」
すると富豪ですと言わんばかりの男が来た。
「客が少なくなったら少しいいかな?」
「え? ええ、いいですよ」
暫くし客が居なくなり話しかける。
「今日はどういったご用件で」
それを聞きアンディが、
あ、かしこまってる。何、媚び売ってんだろ?
と思った。
「実は、少し西の方で宝石のコレクションを増やしたんだけど、ついでに護衛も増やそうと思ってね。だから武器の在庫いっぱい仕入れようと思ったの。それでその宝石屋にオススメ聞いて、近いところどこも空いてなかったから少し遠かったけどここに来たの」
「な、なるほど」
相槌をうつが内心、
何で1番に来ないんだよ! 金がなかったら追い出してたからな!
と半ば怒りがあった。
「で、ここは武器を作ってくれるんでしょ? だからそうだね、とりあえず両刃の剣を100個程作ってもらいたいんだよ。それで質がいいなら他のも頼もうかなってね。3種類武器が欲しいけどまずは剣だよね」
「100個ですか? あいにく今金属の在庫がありませんので、また後日か、材料を持ってくるか、どちらかしてもらえるとありがたいんですが」
「そうなのか、だったらもう探すの面倒臭いから明日材料持ってくるね。そしたらいいでしょ? 明日持ってきたらどれくらいで出来るの?」
「そうですね100個でしたら、明日の朝一に持ってきたら明日の夜には」
「大分早いね。気に入ったよ。明日持ってくるね。じゃあね」
厄介事が過ぎたとアンディは思った。
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スーロとアーチはこれからの進路をまた議論していた。
「だーかーらー、トンネルなおるの長いって。だから砂漠からアンディの通ったとおりに行こ!」
「でも、おそらくアンディは砂漠を超えてない。いや超えれないから、こっちに進んでるはずだ。だから行くなら森からだ」
「じゃあ、そっちから行こ。もうじっとしてるの退屈なんだけど」
「待てよ。まだアンディがティカリットを出てるとは限らない。だからトンネルが1番安全だ」
「でもなおるの1ヶ月くらいでしょ?」
「ああ、でも来週には通れるようになるらしい。危険だから金がかかるみたいだけどな」
「へー、で?」
「……だから金をちょっと稼ごうよって」
「どこ行くの? 婆さんの所?」
「それは……。それを今から考える」
「まぁ、店いっぱいあるし、俺はともかくスーロは働けるよね」
「……そうだな。お前、今自分を馬鹿にしたの分かってる?」
「分かってるよ! そこまで馬鹿じゃないよ!」
「何だ。馬鹿じゃないのか。一安心だな」
スーロは笑いながら言った。
「笑ってんじゃねーよ!」
これで今までのミスを帳消しに出来るとは思っていませんけど、とりあえず今日は2話投稿出来たのでよしとしてます。




