新街
何か、前書き・後書きの乱用してる気がしてきたのですが、邪魔だと思う人は飛ばして本文読んでください。
おそらく、基本的に無意味な事が多いので……。
ていう注意書き(?)をこの機会にしますが、この文自体が乱用である事実がどうしようもありませんね。
はい。
………………。
激しい息切れが周囲に響く。
………………。
まだ、何もない。村からは結構離れたはずだ。少し、休むか?
……いや、休んだら無意味だ。
クソ、あいつと会うまでに時間がもっと時間があればもっと情報を聞けてたのに。
そうアンディが考えていると突然。
あれ……?
力入らないぞ?
アンディは地面に倒れ込んだ。
やばいな、無理しすぎたか?
「ハァハァ、カハ、ハァ、くっ、これ……で、行ける」
やっとの思いで木の棒を掴むと杖として使用し、歩みを再開させた。
街か何かまで行きたいけど、まだ、見えない、ん? あれ街か?
ようやくアンディの視界の端に街らしき影が入った。
た、助かった。早く、早く着かないと。
ーーーーー
着いた。着いた。やっと、着いた。休める場所は?
「おい、お前。疲れてんのか? ここに寄ってくか?」
「ここは、何の店だ?」
「ただの飲み屋だよ。ぼったくったりしねーからさ」
アンディは自身の身に付けているカバンを指して言った。
「あいにく今は金がない。こいつらを幾つか売って金を得たいのだが?」
「ケッ、一文無しかよ。もう用はねーよ」
「話聞いてないのか? まず金を得たいのだ。ここで情報のやりとりをしてるのなら金を手に入れたら戻ってくる」
「お前こそ話聞いてねーだろ。ここはただの飲み屋だっつってんの」
「そうか、悪かったな。他をあたってくれ、俺もそうするから」
そうして歩いてると路地裏に「道具屋」と看板の掲げた店を見つけた。
……この辺何もないし、というか何があるか分からないし分かりやすいものから手当たり次第行くか。何か、怪しいけど……。
ーーーーー
「すみません。誰かいますか?」
返答がない。
「どうしようかな、玄関開いてるし奥で寝てるのかな? すみません」
そして、アンディはむせた。
早くしてくれよ。街に着く直前で水筒空になって喉渇いてるんだよ。やっぱり大声はしんどいな。
そうアンディが思っていると。
「何か用かい?」
「え、びっくりした! いや、何の店か尋ねに来ました」
「道具屋、いろんな道具の売買をしてるんだよ」
「なるほど、じゃあ幾つか売りたいんだよね」
ーーーーー
「じゃあ、ありがとうね」
「いやいや、こっちもエルフの道具で比較的価値の高い物を買えたんだ、いい取引だったよ」
「そうだ、この辺で情報をくれる所と飲み物をくれる所教えてくれない?」
「なら、ちょうどいい店があるよ、ジョンの店って看板の店に行きな」
「分かった、ジョンの店だな。ありがとう、いろいろ助かったよ。あ、婆さんの種族は? もしかして、こういうこと聞くのって失礼になるのかな?」
「そんなこと知りたいのかい? 確かに種族によっては聞くのは失礼だね。でも、こんな貿易国で商売してる奴は大概気にしてないけどね。にしても種族を聞かれたのは初めてだよ。私はトカゲだね」
「リザードマンじゃなくて?」
「ああ、見た目はリザードマンに似てるけど生き方が全く違うからね」
「え、でも、見た目は俺みたいな感じだし、生き方が違うってどう違うの?」
「限界はあるけれどもリザードマンとは違って鱗を自在に硬くしたり色を変えたり出来るって感じだね。でもね、みんなはリザードマンの括りで呼ぶんだね。あくまで出身地の違いで放置されてて困ってるんだよ」
「よく分からないがその出身地の違うリザードマン同士では呼び方は違うの?」
「一般的には、西東での区別だけど、黒白での区別もあるね。私は東で基本の鱗が白よりの色なんだよ。その逆がもう1つのリザードマンだね」
「そうなんだ、ありがとう。いろいろ助かった。じゃあまたどこかで会えたら」
「またこの街に来たら、よってきな」
「そっか、移動しなよね、じゃあね」
そうして、アンディは店を出た。
「ジョンの店、か」
てか、話しすぎた。喉渇いたな、急ごう。
何か無意味に近い前書き長くなってしまってすみません。