表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生魔王の革命戦争  作者: 赤紫
4/6

探索中

というわけで、サキュバスの妃 夢魔とデュラハンのユウキガイを連れて、近くの森に探索に出た。


しかし、一つだけ想定外なことがあった。RPGみたいに、森へ出れば何かが出てくると思ったのだが、何もいない。気配もない。

「何かいないのか」

「何もいませんわねぇ」

「イツモノコト」

どうしよう。これじゃあなにも収穫がない。


「探し物ですか? 異形のものよ」

なんかきた、自分で言うのもあれだが、話しかけてくるなんて勇気あるやつだな。

「貴様はなんだ?」

外套に身を包み、不気味な奴だ。

「アリスです」

女か? 声にはノイズがかかってるので断定できないが。

「探し物ですか?」

「ああ、まあ」

「うちにお手伝いできることありますか?」

「仲間を探しているんだ」


てってけてー。アリスが仲間に加わった。


「でも、仲間を探すのでしたら、この森にいても無駄よ」

「何故だ」

「町の人間は森に近づかないから」

そうか。でもそれなら、町に行ったとしても期待できないな。

「どうしますかぁ、魔王様」

「戻るか」

戻ったら、なにか考えないとな。


「とまりたまえ」

なんで帰りには現れるんだろう。

「とまりたまえ」

なんか触れないほうがよさそうだから、無視して帰ろう。

「無視するでない! とまりたまえ」

「なんだ、貴様は」

「よくぞ聞いてくれた。俺は白鳥しらとり 錬十郎れんじゅうろう悪魔使サモナーいだ」

こいつは仲間にしないほうがいいと思う。なんとなく。

「貴様に用はない。失せろ」

「貴様になくとも俺にある」

用? 心当たりはないが。

「魔王を倒せば、金が手に入るんだよ」

金? 倒してもゴールドなんか出ないぞ。

「いくぜ、悪魔達」


「雷光弾」

これしか知らないからやってみたが、効いてるみたいだ。少なくとも悪魔達には。

「魔王の分際でやるじゃねえか」

魔王の分際、って魔王なんだから弱くないだろ普通に考えて。

「投降しろ」

「断る」

「ならば力ずくでやるだけだ」

「魔王様。それならうちに任せてください」

アリスの実力を見るいい機会だな。

「わかった。生け捕りにしろよ」

「了解です」


さあ、お手並み拝見といこうか。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ