荘厳なる少女マグロ と 運動会
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<文学>は
<文学>
ではない
時代なのだ。
「literature」
――は
<文学>
であり、
<文学>
ではないのだ。
経済学の
論文を
読めば
わかる。
経済学者は、
自身の
展開している論を…
――過去に
――登場した
――経済学者の
――活動を……
「literature」
――即ち………
「文学」
――と呼んでいる。
ボディービルダーは
運動生理学を……――
「literature」
――即ち…
「文学」
――と呼んでいる。
「<文学>
に於いて、
上腕二頭筋の
発達は
Aという薬を
用いて
ダンベルカールを
○レップする
手法が
有効とされている」
――この
”様な”
表現が
成立している
時代なのだ。
ひとつ前の
時代では
成立しないものが、
成立している
時代なのだ。
<違和
”感”>
無く
共有され、
社会的な
指標として
設定されている
時代なのだ。
「漫画は
文学だ!」
「アニメは
文学だ!!」
「野球は
文学である」
――という
レトリックと
”同じ”
”様に”
捻じ曲がった
ルール
に基づいて……――
「多種多様」
――な論は………
「文学」
――として
生成されているのだ。
その時代に於いて……――
「文学とは
何か?」
――を考える事は…
<文学論>
――ではない。
その考察は……――
<意味論>
――に属する。
そして
<意味論>
に於いて
優勢であるのは………――
「有限」
「無限」
――などという
大昔の
哲学者が
テンプレループしていた
二項対立という
対立構造を
導入して、
概念を
個人的に
<評価>
するという
手法
である。
ひとつの言葉の
”意味”を
別の言葉に
ぶつけ……
――対比させ…
その社会上の
シェアを
鑑みた上で
”感情”
的に
<解釈>し、
<評価>
する。
※そして
この手法を……
――#自由
―― <解釈>#を………
導入した事で、
経済学や
運動生理学や
漫画が……――
「文学である」
――とする定義が…
――社会的に……
優勢となった。
そして
優勢となる
だけではなく、
それは………
――<ヒューマニズム
―― 徹底社会>
――に於いて……
”悪く”
働いている。
蔓延っている。
あちら
こちらで
繰り返されている。
テンプレ思考が
”場”
を支配している。
大勢は
支配されている。
機械の
”様に”
繰り返す。
これまで、
大勢は…――
「文学」
――を
論じながら……――
<文学論>
――を
展開させていない。
<意味論>
――を行っている。
それらは
発展させていない。
そして………――
発展させる
つもりも
ない。
発展すると
取り残されるから。
努力して……――
「follow」
――したくないから。
そして…――
出来ないから。
構図が
出来上がっており、
その他は
無視される。
そこに於いて
展開しているものは、
進んでいる
”様で”
進んでいない。
「E」
――を
自動生成
しているだけ。
誰かは
何かをしながら
何もしない。
繰り返し。
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