荘厳なる少女マグロ と 運動会
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攻撃するが
攻撃しない。
"外国人" による
”ABEE”による
攻撃は、
攻撃そのもの
ではない。
本格的な攻撃の
前段階である。
準備である。
"女王" を
攻撃せず、
"女王" を
追い詰め、
他を
犠牲にする。
総力戦の前に
敵の兵力を
減らす。
「敵」
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敵を
味方にし、
”味方になった敵”を
敵へと
襲う
”様に”
仕向ける。
仲間同士で
戦わせれば、
最小限の被害で
相手に
ダメージを
与える事が
出来るのだ。
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敵が…――
「強大である」
――というイメージが
膨らめば
膨らむ程、
味方の
意気は
挫かれる。
挫かれれば
挫かれるほど
敵の
攻略可能性は
高まる。
そして、
挫かれる中で、
敵が
味方の
#<強大>#
を奪い取り、
武器にすれば……
――兵器とすれば………
更に
効果的。
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”劣る者”には
見えていない。
「男」
――と……
「女」
――は
戦っている事。
「年上」
――は…
「年下」
――と
戦っている事。
「”劣っている者”」
――は……
「”卓越”」
――に
戦いを
挑んでいる事。
同級同士も
戦っている。
パートナー同士
戦っている。
味方同士で
争っている。
同士撃ちが
展開している。
実際に、
大勢は
<裏切り>を………――
「楽しい!」
――と
プレイ
している。
証拠は
毎日
出続けている。
その時代に於いては、
<裏切り>に……――
「成功」
――する事こそが…
「勝った!!」
――という事。
<評価>。
<価値>。
本来、
”闘う必要が
無い者”が
”闘う必要が
無い者”を……――
「敵」
――と
”解釈”して
闘っている。
闘わされている。
"蜘蛛宇宙人" が
予想した………
――危機を
――見出した……
「”最悪”」
――が
展開しているのだ。
それを
導いているものは…
――効果的に
――進行を
――スムーズに
――させたものは……
<ヒューマニズム>
である。
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既に
"女王" は
国内で………――
「圧力」
――に曝されている。
変質者からの
刺激。
同僚からの
冷たい扱いという
刺激。
そして……――
”同じ”
国民である
"鼈" からの
直接的
体当たり。
”同じ”
チームでも
繰り返された事。
何度も
接触と云う形で
体当たりが
繰り返され…――
蓄積される。
そして
直面する……――
身内の
”卓越”。
低レベル構成で
<世界最高得点>
を取ろうとも
消えない………――
「偉業」。
レトリックを
重ねて
否定しようとも
否定しきれない……――
”劣等感”。
努力によって
解消しようとしない
”感情”。
そして…――
<失恋>。
要素は
揃っていた。
"女王" が……――
「国」
――を………
「嫌う」
――為の
条件は
揃っていた。
居続ける事を
望む理由は……
――国民で
――在り続ける
――理由は…
取り除かれていた。
更に、
"女王" の……――
「”親”」
――も
条件を
揃えていた。
「a priori」
――に。




