荘厳なる少女マグロ と 運動会
流される涙…――
滂沱。
溢れ、
感染する……――
”共感”。
”劣る者”達が
＜インプット＞
に対して、
＜テンプレ
アウトプット＞
を繰り返す。
出力
その
”様”………――
機械的。
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芸術点で
世界最高得点を
取った
"女王" は……――
『バレエ座の怪人』
――が
何の話かを
理解していないし、
キャラクターを
分析すら
していないし、
”それを
＜評価＞
する者”も
何も
理解していない。
ただ…――
関係が
無い。
それらには
興味が
無いのだ。
それらは
単純に
与えられたものを
信じる。
支配される。
「”最高ではないもの”が
最高である」
「”善”は
”悪”
である」
「美しき事は
罪である」
そのまま……
――教え込まれたまま………
断罪する……――
ループする。
ただ…――
刺激。
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「”重力スケート”
の世界最高得点が
出た」
――という
刺激に
刺激され、
"元・外国人" は
焦点を
定める。
思い込む……――
「自身の
見る
＜目＞が
間違って
いない」
――と。
そのまま
"外国人" が、
＜トワレッ＞
で待ち続ける
”ABEE”
を目覚めさせる。
攻撃する為に。
敵の
ヴィジョンに
”悪夢”
を挿入させる為に。
それこそ………――
”劣る者”
大勢が
求める展開。
「その通り」
”劣る者”が
繰り返し
求めている。
「敵が
味方になる」
「ライバルと
やり合って
友達になる」
――展開。
敵であった者が
味方となり、
味方であった者が
敵となる。
それも……――
都合
”良く”。
それらは
敵を
味方にする
展開の中で
敵として
振る舞うように
なる。
計画通り。
「プロット」
――通り。
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"外国人" は
襲うつもりで
あった。
ただ…――
"女王" を
襲うつもりでは
無かった。
攻撃を
本格的に
開始する前に
"外国人" は……――
「”場”
をかき乱す」
――つもりであった。
より
上位の
集合体を
攻撃する為の
フラグを
整えていた。
ただ
それは
その時の
目的であり、
目的では
ない。
その時の
＜中心＞
では
無い。
「"女王" を
潰す事」
――が
目的では
無かった。
目的は………――
「勧誘する」
――という事。
人材確保。
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"外国人" の
目的は……――
「"女王" を
自分の
＜味方＞
にする事」
――である。
国籍を
移す事
である。
敵の勢力を
減らす事である。
脅威を
減らし…――
自身の
力を
最大に
増やす事
である。
辛い思いを
させれば
させる程
対象が
”場”
を離れる
確率は
高まる。
”辛い思いを
している者”に
優しく
嘘をつけば、
”辛い思いを
している者”が
嘘つきの
仲間入りをする
確率は
高まる。
＜”場”
に於いて
居づらい思いを
している
"女王"＞を
更に
居づらくし……――
「国」
――を嫌わせ………
「国」
――から
逃げ出させ……――
「優しく」
「”共感”」
――している
フリをしながら
自身の所属する
集合…――
「敵」
――に
取り込む事で……――
「国」
――の………
「敵」
――を
作り出す
事。
それこそが
"外国人" の
＜目的＞
であった。
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