荘厳なる少女マグロ と 運動会
多くは、
"外国人" を
見ていた。
ただ…――
見ていなかった。
"外国人" は
＜元・敵国人＞
であるという事。
―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――
"外国人" は
＜敵国＞
から逃れ、
国籍を
代えたのだ。
"元・外国人" が
した事と
”同じ”
事の
繰り返し。
そして、
都合が
”悪く”
なり……――
逃げたのだ。
―――――――――――――――――――――――――
"外国人" には
親が
いた。
ただ
公にされる事は
無い。
"外国人" は、
逃げる時に
切り捨てたのだ。
パブリックになれば
"外国人" にとって
都合が
”悪い”
事になる為に
消したのだ。
データとして………――
「存在」
――しないのだ。
＜”悪”
事＞
が露見すれば……――
＜”悪人”
ではない者＞
に尊重されなくなる。
＜”悪事”
を行いたい者＞が
それを
出来なくなる
”様に”
する事は
無い。
そして
"外国人" の
親が
＜具体的＞に…――
「誰か?」
――は
文学理論に於ける
問題では
無い。
それは……
――たとえ………
特定されようと、
次に
代われば……
――その具体は…
該当しなくなる
だけ。
＜具体＞を
見つける
必要が
あるものだけ
特定すれば
”良く”、
それは
特定しようが
しまいが
変わらない
＜要素＞
である。
―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――
既に
対象の……――
「”性”
質」
――は
明らかに
してある。
―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――
"外国人" の
背景は
必要無い。
その
エピソードの
詳細を
描写する
必要は
無い。
"元・外国人" が
展開した
エピソードを
テンプレート化した
プロットを………
――名前だけ
――入れ替えて……
再生すれば
済む話。
そんな事は
＜”劣る”
人工知能＞
でも
出来る程度の
低レベル。
簡単なお仕事。
―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――
そして
"外国人" の
具体的な
名前を
開示する
必要も
無い。
"外国人" は
逃げた後、
名前を
代えたのだ。
代え続けるのだ。
ただ…――
いくら
名前が
代わろうと
本質は
変わらない。
”同じ”
領域が
設定され、
”同じ”
＜属
”性”＞
が設定された
記号が
異なろうとも
”同じ”
である
”様に”、
”同じ”
である。
＜"マグロ" の姉
であった者＞が
"女王" であろうと
変わらない
”様に”。
＃”ライバルコーチ”
であった者＃が
"元・外国人"
であろうと
変わらない
”様に”。
"?" が
"クローン" であり
"蜘蛛宇宙人" である事が
”同じ”
である
”様に”。
名前だけを
代えて
別人が
行っているかの
”様に”
見せかけ、
”悪”
を繰り返そうとする
モブが
いくら
名前を
代えようと
”同じ”
である
”様に”。
入れ替え可能な対象。
―――――――――――――――――――――――――
―――――――――――――――――――――――――
