荘厳なる少女マグロ と 運動会
既に
"マグロの母親" が
指摘している。
#兵器用の
”ABEE”#を
"マグロ" の所属する国に
持ち込む事は
出来ない事。
ただ…――
"外国人" は
持ち込んでいた。
自身の
腹の中を
<ブラックボックス化>
させる事で
探知させないように
した。
「兵器か
否か」
――を
<評価>
出来ない形で。
※#<解釈>
の自由#
によって、
”兵器”が
”兵器ではないもの”
と見做される。
「”外国語を
知らない者”
にとって、
<外国語で書かれた
テキスト内容>は……
――人工知能の
――力 [ちから] を
――借りなければ………
<ブラックボックス化>
されている」
――のと
”同じ”
形で
それは
運ばれた。
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そして
”劣る者”
には
わからない。
<ブラックボックス>とは
”劣る者”
に……――
「わかりやすい」
「三行に
纏められた」
――形である
という事を。
その
<状態>
で稼働している
という事。
いくら
大勢にとって
分かり難くとも、
”構造を
理解する者”
にとって
対象は
<ブラックボックス>
でも何でもない。
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※既に
"マグロの母親" の
台詞によって
示している。
”ABEE”の内部は
<ブラックボックス化>
している。
開くと
警察に…
――自動的に……
連絡が
行く仕組みが
出来ている。
ただ
それは………――
<"マグロ" の所属する国
限定>
――という条件に
基づいて
成立している。
それ以外の
<外国>
では
そうでは
ないのだ。
そして
"マグロ" の所属する国では
開かれようと
しない限り、
無視されるのだ。
そして
飛ばない限り
探知されないのだ。
そして
誰もが……――
「そんなものは
ありえない!」
――と信じているのだ。
故に
見ないのだ。
多くは
行動によって
それを
証明している。
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そして、
高度に
入り組み、
”劣った者”
では
内部構造を
特定出来ない
レベルに
到達した
<ブラックボックス>
には…――
<プロテクト>
――が掛かっていた。
暗号化されていた。
それだけではない。
<プライバシー>
――という
プロテクトが
掛けられていた。
そして……――
<プライバシー>
――という
シールドによって、
#攻撃しようとする
"外国人" の
”意図”#は………――
”悪意”
――は……
「尊重」
――されていた。
「人それぞれ」
――の名の下に。
”尊重しない者”が
尊重される…――
”尊重する者”は
そうされないにも
関わらず。
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そして
守られたそれ
から……――
「artifice」
――として………
「在る」
「organe」
――から
”ABEE”が
大量に
やってくる。
繰り返される……――
#その日、
"怪人" が
"マグロの母親" と
対峙した際、
自身が
選ばれる為に
”ABEE”を
その内臓から
放出させた事#と
”同じ”
が繰り返される。
テンプレが
ループする。
"マグロ" が…――
「除夜」
――の中
自身から
奔出するものを……
――漏れ出るものを………
止めようとした
のに対し……――
「繰り返さない事を
繰り返そうとした」
――のに対し
それは
出るが…――
「まま」。
それは……――
<「女」
――である事>
――と
何も
関係が
無いが、
”悪徳令嬢”が………――
「1 [ひとり]」
――の……
「女」
――として
生きる上での
拠り所。
人間である事を
偽装する為の
ソース。
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※この時…――
「すべての
外国人が
そうじゃない!!」
――という指摘は
必要無い。
"外国人" は
<すべての外国人>
と入れ替え可能では
ないから。
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