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荘厳なる少女マグロ と 運動会

 "蜘蛛宇宙人" は

 知っていた。




 ただ…――




 知らなかった。




 "怪人" が

 ”"青年" の友達

  であった者”を

 利用しようと

 している事を

 知っていた。




 ただ……――




 消そうとしている事を

 知らなかった。




 そして………――




 知らなかった。




 消されようとしていた者が

 実際に

 消えた事。




 ―――――――――――――――――――――――――




 "蜘蛛宇宙人" は

 止めようとした。




 ただ……――




 放置した。




 ”劣る者”の…――




 「自主

  ”性”」




 ――に任せたのだ。




 そして

 "蜘蛛宇宙人" は

 止めようと

 し続ける。




 「犬」




 ――に……




 「なろう!」




 ――と

 働き続ける。




 そして

 自身が

 放置した事を

 知る。




 ―――――――――――――――――――――――――




 "怪人" は

 計画を

 隠していた。




 ただ………――




 計画の一部は

 漏らしていた。




 自身に

 都合の

 ”良い”

 程度の

 情報だけ。




 "怪人" は、

 多くの事を

 #”社会的には

   それ自身の子供”

  である

  "蜘蛛宇宙人" #に

 知らせていた。




 ただ……――




 「"女王"

  <家族>

  補完計画」




 ――は

 知らせて

 いなかった。




 ただ…――




 "蜘蛛宇宙人" は

 知っていた。




 予想していた……――




 調べたから。




 "マグロの母親" について

 調べた

 "怪人" と

 ”同じ”

 ”様に”

 調べていた。




 それ以上に

 調べていた。




 "怪人" が

 調べた事は………

 ――殆ど……

 "蜘蛛宇宙人" によって

 提供された

 データ

 である。




 "蜘蛛宇宙人" は、

 何も

 為さない

 "怪人"…――




 <以上>




 ――に

 調べていた。




 努力していた。




 ―――――――――――――――――――――――――




 そんな

 "蜘蛛宇宙人" は

 知っていた……――




 「"怪人" が

  <家族権>

  について………

  ――執着する程……

  調べている事」。




 そして…――




 「#遺伝子操作情報を

   元に

   <家族権>

   を争った凡例#を

  "怪人" が……

  ――熱心に………

  見ている事」。




 そして、

 遺伝子……――




 「patch!!」




 ――の配合について。




 ―――――――――――――――――――――――――




 "蜘蛛宇宙人" は

 自身を生成した

 遺伝子の元…――




 「オリジン」




 ――と

 "女王" に充てられた……――




 「patch!!!」




 ――の

 <親近

  ”性”>

 を知っていた。




 そして………――




 起こりうる事を

 知っていた。




 その中……――




 "蜘蛛宇宙人" は、

 "女王" が

 キョウダイだと

 思った事は

 無かった。




 オリジナルの

 ”母親”

 が用いられている事は

 知っていたが…――




 ”母親”

 だと認識した事も

 なかった。




 そして

 そんな

 #キョウダイではなく、

  ママンではない

  "女王" #の

 キョウダイ

 である

 "マグロ" は……――




 「赤」




 ――の………




 <他人>




 ――であった。




 研究対象であった。




 ―――――――――――――――――――――――――



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