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荘厳なる少女マグロ と 運動会

 「偉業」




 ――の後に

 焦点が

 当てられるものは…

 ――"女王"

 ――そのものより……




 「"女王" の周辺が

  どう

  動くか?」




 ――である。




 そして

 主要である

 テーマは………――




 「それらが

  どう

  動くか?」




 ――その後……

 ――特に…




 「"蜘蛛宇宙人" が

  どう動くか?」




 ――である。




 「蜘蛛宇宙人が

  何を

  選択するか?」




 ――である。




 そして

 その……――




 「責任」




 ――である。




 ”劣る者”

 のそれではない。




 ”卓越”

 が生きる上で

 負う………――




 「冪」




 ――それ。




 ―――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――




 大勢が

 見ながら

 見ていない中……――




 #"女王" を

  見つめる者#

 がいた。




 そして

 "女王" は

 視線に

 気がついて

 いなかった。




 自意識は

 過剰だが、

 意識されている事を

 知覚しない。




 ―――――――――――――――――――――――――




 それは…――




 <"すっぽん" が

  "女王" を

  見つめた

  ”様に”>




 ―― "女王" を

 見つめていた。




 「食い入る

  ”様に”」




 ――と形容される類の

 凝視。




 ただ……――




 違っていた。




 "すっぽん" は、

 <"女王" が

  "マグロ" を

  見る

  ”様に”>

 見ていた。




 ただ

 それは

 そう見ては

 いなかった。




 それは

 見ていた。




 ただ………――




 憎んでは

 いなかった。




 嫉妬も

 無かった。




 それは……――




 ”愛情”




 ――を以って…




 「食い入る

  ”様に”」




 ――見つめていた。




 ―――――――――――――――――――――――――




 それは……――




 ”愛情”。




 ただ………――




 <"理事" が

  "女王" を……

  ――プライベートで…

  見る

  ”様に”>




 ――は

 見ていなかった。




 それは……――




 ”愛情”。




 <”親子”

  の情>




 ――と

 呼ばれる類の

 アタッチメント。




 ただ

 #”親子”

  の情を持って

  見つめる

  それ#は………――




 "マグロの父親" では

 なかった。




 "マグロの母親" でも

 なかった。




 キョウダイ

 でもなかった。




 ”親子”

 であるが、

 そうでは

 なかった。




 そして

 一方は

 それを

 知り、

 他方は

 それを

 知らない。




 ―――――――――――――――――――――――――




 ”愛情”。




 それは

 一方的

 であった。




 #卑猥な手紙を

  "女王" に

  送り付けた

  変質者 [ヘンタイ] #の

 ”様に”

 一方的

 であった。




 ただ、

 "女王" は……――




 ”愛情”




 ――に

 気がついて

 いなかった。




 <"女王" を…

  ――その時……

  見つめる者>は、

 #卑猥な手紙を

  "女王" に

  送り付けた

  変質者 [ヘンタイ] #の

 ”様に”

 痕跡を

 残さなかったから。




 <表現>

 が公的に

 示される事は

 なかったから。




 知られようと

 しなかったから。




 "女王" は

 知ろうと

 しなかったから。




 それは………――




 「無い」




 ――が……




 「在る」




 ――事実。




 ―――――――――――――――――――――――――



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