荘厳なる少女マグロ と 運動会
シニアに
上がった時、
二人は
闘う事に
なる。
その時…――
「姉か
どうか?」
――は
問題では
なくなる。
それは
<姉妹>
という
文脈で
読み解く対象では
なくなる。
そうなる。
それは
宿命とは
関係のない
選択の結果
であり……――
決定打。
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この時点で………
――"マグロ" が
――偉業を
――為した時点で……
既に
"マグロの姉" は
"マグロの姉" としての
役割を
終えているのだ。
<姉>
という
<属
”性”>
とは
異なる
別の側面が
強調される…――
それまでの
役割を
失う
代わりに。
よって
名前も
代えよう。
それは……
――最早………
"マグロの姉"
である必要は
ない。
”そうでは
なくなる”事は、
不可避
なのだから。
遅かれ
早かれ
それは……――
「敵」
――である。
「"女王"」
――である。
「<[女王ではない] "女王">」
――である。
それまでに
生じ、
繰り返した…――
「<[女王ではない] "女王">」
――と
代替可能。
個としての……
――”要素”としての………
文明的意義は
何も
無い。
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ひとつの
特徴に
焦点を
絞らずに
より多くの
”要素”
を詰め込んだ
写像……
――キャラクター…
に対し、
#”劣った”、
<評論家ではない
評論家>#は
以下の
”様に”
<評価>
する。
「キャラクターに
深みが
ある!」
大昔から
繰り返し
現れる。
例:
「単なる
真面目キャラクターじゃ
”読者”
に好かれない!!
<チャラそう [不真面目そう]
なのに
真面目>
なキャラクターの方が
親近感が
湧いて
”良い”!!!」
ただ、
ひとつの
名前に
”要素”を
詰め込み過ぎると
主題が
ぼやける。
主張が
薄らぐ。
最初から……――
「無い」
――のならば
何も
問題は
ないが。
「特定の
特質を持った
キャラクターが
”場”
に於いて
どの
”様な”
作用を
及ぼすか?」
――を
分析する作業が
煩雑になる。
ここでは
必要ない。
物語は
十分
複雑であるから。
主題も
主張も
揺らいでは
いないが。
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"マグロ" が
退場した後………――
誰もが
見ていた。
そして……――
見ていなかった。
大勢は…――
「次」
――を
見ていた。
それは……――
「次」
――であるが
”場”
に於いて
繰り返される
”同じ”。
過去の
焼き増し。
1)”重力スケーター”
が現れる。
2)演技する。
3)<低レベル>
を示す。
すべては………――
「それぞれ」。
ただ……――
”同じ”。
ただ
ひとつの
記号で
置換可能な事。
「為さない」
――という事。
「為す」
――という事の
否定。
そして
その中に
紛れ込んだ…――
"女王"。
その
"女王" は、
”最悪”
が導かれる際に
主要に
働く
”要素”。
ただ……――
"女王" が………
――直接……
”最悪”
を導く為に…
――能動的に……
行動する訳では
ない。
"女王" は
原因
であるが、
"女王" は
原因
ではない。
”最悪”
を導くのは
"女王" だけでは
ない。
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