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荘厳なる少女マグロ と 運動会

 そして

 "マグロ" は

 出る。




 退場する…――




 ”悪意”




 ――と

 すれ違いながら。




 ―――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――




 繰り返す。




 大勢は

 偉業を

 理解して

 いなかった。




 ただ……――




 理解する者も

 いた。




 その中で

 いくらかは………――




 五回転に

 挑戦する。




 七回転に

 挑戦する。




 <クラインの壺>

 を組み込む。




 それは

 既に

 示した。




 その中……――




 「邪魔」。




 ―――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――




 "マグロの姉" が

 いた。




 "マグロの姉" は、

 見ていた。




 キョウダイを

 見ていた。




 <自身が

  出来ない事>を…――




 「成功」




 ――させた

 キョウダイを

 見ていた。




 地に

 足を

 付け……――




 「flat」




 「flat」




 ――と歩く

 同じ

 腸 [はらわた] から………――




 「organe」




 ――から

 生まれた

 それを

 見ていた。




 ただ……――




 見ていた。




 近づかなかった。




 <同胞>

 を助けようと…

 ――支えようと……

 しなかった。




 離れたところから………

 ――離れたまま……

 見ていた…――




 憎々しげに。




 ―――――――――――――――――――――――――




 「ニク

  シミ」




 "マグロの母親" が

 した

 ”様に”。




 繰り返し。




 "マグロの姉" は、

 公共の

 ”場”

 で……

 ――誰しもが

 ――見え

 ――見られる

 ――そこで………

 自身の……――




 「表情 [フェイシャルインプレッション]」




 ――が特定される前に

 顔を

 崩す。




 ”無表情”




 ――になる。




 その顔の

 <状態>は、

 "マグロ" が

 作品の中で

 示していた姿勢と

 ”同じ”。




 ただ…――




 ”優れた者”




 ――に対する……




 <嫌悪>




 ――で満ちた………




 「無」。




 ―――――――――――――――――――――――――




 実際に

 "マグロの姉" は

 背を向けた。




 あらゆる

 体液を

 漏らし、

 疲れ果てた

 キョウダイに、

 キョウダイは

 背を

 向けた。




 無関心な……――




 "青年" が

 した

 ”様に”。




 落ちた者に

 背を

 向けた。




 ただ、

 それは

 "青年" が

 示した

 ”様な”…――




 「無関心」




 ――では

 なかった。




 傷ついた者の

 背中に

 刃物を

 突き立てる

 ”様な”……――




 ”背中”。




 ―――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――



 

 「無関心」




 ――に見えるが………




 「無関心」




 ――ではない

 <現象>

 がある。




 「Sujet」




 ――に触れない。




 話題を

 避ける。




 無視する。




 それは

 多くの場合……――




 「無関心」




 ――で

 纏められる。




 片づけられる。




 ただ

 その中には

 関心の欠落

 ではなく…――




 「偉業」




 ――に対する

 <反発>

 を示しているものが

 ある。



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