荘厳なる少女マグロ と 運動会
"マグロ" は
前向きに
足を
投げ出す。
回転を
続ける…――
石から
離れずに。
逸脱せずに。
手を
離さずに。
そして……――
適切な時に、
”石を
掴んでいた
指”
を解いた。
そして………――
体を
折り畳む。
小さく……――
丸まる。
回転する。
続ける。
スピンする…――
石の
力
を借りず。
”劣る者”の
助けを
借りずに。
自身の
作り出した……――
「momentum」
――に
後押し
されながら。
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実存主義的………――
「Sein」
――は
成立しない。
多くは、
対象を
テキスト化
した際に
生じる
フィクショナリティ―の
濃度を
考えていない。
ただ……――
＜反物質＞。
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＜コバチ＞。
それは
それ
であり…――
それ
ではない。
それは……――
前。
ただ………――
後ろ。
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"マグロ" は
前向きに
足を
投げ出し……――
後転する。
「BJ」
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”ABEE”
という
歴史的
流れの中の…――
「B」。
構造主義。
「B」
――は……
「車輪」
――に於ける………
「spoke」
――の
”様な”
繋ぎ。
ただ……――
”同じ”
展開。
そして…――
「β」
――という
”場”
で起こる……――
「β」。
崩壊は………――
「minus」。
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「1!」
そして
石も……――
「1」。
"マグロ" は
上がり、
石は
下がる。
そして…――
「2!!」。
石も……――
「2」。
"マグロ" は
上がり、
石は
下がる。
ただ………――
上がる
"マグロ" は
下がり始める。
その中……――
「3!!!」。
石も…――
「3」。
"マグロ" は
上がり続け、
石は
下がり続ける。
そして
上がり続ける
"マグロ" は
下がり続ける。
そして……――
「4!!」。
石も………――
「4」。
上がり続け、
下がり続ける
"マグロ" は
下がりながら
下がり、
石は
下がり続ける。
そのまま……――
「5!」。
石も…――
「5」。
下がり続け、
下がり続ける
"マグロ" は
下がり続け、
下がり続け、
石も
下がり続ける。
最後に……――
「6!!」。
石も………――
「6」。
"マグロ" は
下がり過ぎない。
石は
下がり続ける。
そして……――
「偉業」。
