荘厳なる少女マグロ と 運動会
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#四回転
<クラインの壺>#は
示されたが、
示されなかった。
例え
#四回転
<クラインの壺>#
を跳ぼうとも、
それ以上には
<評価>
されない。
「1」
――をしようとも…
「3」
――をしようとも
”同じ”。
四回転……――
「SJ」
――を
跳んで………――
「Sp」
――に繋げる事に
成功しようとも、
連続する……――
「Sp」
――の時に
足を
踏み外すと、
回転は…
――すべては……
認められない
のだから。
何を
為そうとも
<ヒューマニズム>
徹底主義社会に於いて………
――<”悪”
―― のヒューマニスト>
――によって……
すべては…――
「無い」
――事に
されるのだから。
「Sp」
――の……
「1」
――で
決めポーズを
示して………――
「為した」
――フリを
すれば
認定され……――
「4」
――の前に
失敗したら…――
「0」。
”劣る者”
による
<評価>
がそうしている
のだ。
”悪人”の
<評価>
が原因である。
子供だろうが
”悪”は
”悪”。
”敵”は
”敵”。
<ヒューマニスト>は
無視をする。
ただ……――
無視されようと
変わらない。
多数決とは………――
「”悪人”
を多分に含み、
”悪”
が十分に
作用している
<結果>」
――である。
ただ……――
"マグロ" は
為す。
"マグロ" は…――
「為す」
――その前に……
――その途中で………
足を
踏み外しただけ。
壊しただけ。
そして
それは
必要な事。
<コバチ>
――を
導入する為。
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「臨界点」
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”劣る者”:
「人の
<解釈>は
自由で、
無限大に
拡がっている!」
そんな事は……――
「無い」。
ポテンシャルエネルギーを
小さくするのだ…――
大きく
設定され
過ぎている
のだから。
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疲労している
"マグロ" は
足を
踏み外した。
パリティーは
成立しない。
核子は
繋ぎ止められない。
滑る……――
斜めに
落ちていく。
「失敗」
――を
”感じていた”。
#”重力スケート”
ではない
”スケート”#
では
自動的に………――
「転倒」
――が
導かれる
<現象>。
フェーズ。
ただ……――
それは
起こらない。
そして
"マグロ" は
止めなかった。
たとえ…――
「転倒」
――に導かれようとも
スピンを
止めなかった。
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