荘厳なる少女マグロ と 運動会
「”敵”
なのだ」
「”敵”が、
<敵だと
考えているもの>を
”良く”
評価する事は
無い」
「いくら
”良く”
とも
それらは
選ばない」
「”敵”が
自身に
都合の
”悪い”
事を
”高く”
評価する事は
無い」
「”敵”の
<評価>に
#妥当
”性”#
は無い」
「”敵”は
与えて
あげた
ものを
”悪い”
形で
利用し、
感謝せずに
不利益を
齎そうとする」
受け入れられる事は
無いし、
受け入れられる
必要も
無い。
救いようが
ないのだし、
救う必要は
無い。
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ただ…――
「除夜」
――は……
――黒の中………
<明け>
を知らせない。
「明けの鐘」
――は
鳴らない。
”性”
――は
無い。
”恋”
――は
無い。
”劣る者”が
見出すものは
そこに……――
「無い」。
鐘の音は
無い。
鐘の音が
響こうと
誰も
聞かない。
聞いていても…――
聞いていない。
貪瞋痴が
展開する中……――
大勢は
恥じるが
恥じない。
「無知」
――を
誇りさえする。
”劣っている”
事を
褒め称える。
変わらない。
他人の………
――偶発的……
言い間違いは
指摘するが、
自身の
<知
”性>
の欠落は…――
無視。
都合……――
”良し”。
言い間違いの指摘は
偉業ではない。
業績ではない。
<”恥知らずの
無知”に
無視される事>は、
恥ずべきことでは
無い。
不名誉でもない。
それらは………――
「無い」。
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「αργος」
――の中……
繰り返される。
「無理…」
「mouri……」
煩わしき
エコー。
ただ………――
"マグロ" は
聞かない。
応えない。
繰り返す。
ただ……――
「movi」。
「告白」
――しない。
「On n'en meurt pas!」
"マグロ" は
三人称単数であろうと…――
「soit」
「soit」
――する事は
無い。
「soi」
「soi」
――する事は
無い。
泰然。
直面せずに
直面する。
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上下の
基準は
流転する。
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社会。
地域。
国家。
国家を
超えた……――
地域。
文明グルーピング。
”位置”
を基準として
<ジャッジ>
した
それ。
それから………――
人種。
「colouring」
”性”。
遺伝子。
個体の
”属”を……――
「family」
――を基準として
<ジャッジ>。
それから…――
信条。
嗜好。
行動パターン。
個体の……――
”質”。
中性子が
異なる
同位体の
”様な”………――
テンプレ。
「content」
そして……――
「<ヒューマニズム>
徹底主義時代」。
上下は
逆転。
そして
逆転が…――
逆転。
分類方法を
代えようと……――
ループ。
続く。
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”卓越”は
見続けてきた。
その中………――
<クラインの壺>。
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