荘厳なる少女マグロ と 運動会
「Ag」
「Au」
――による
ポテンシャル障壁。
共鳴によって…――
”無生物”
――ではない
石の要素が……――
流入。
二つの
距離が
伸びる。
それでも………――
ジャンプするだけ。
そして
ジャンプする
"マグロ" は
それに
<共感>
しない。
古典だけでは
わからない。
―――――――――――――――――――――――――
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"マグロ" は
指を
組んでいた。
ループを
作っていた。
ただ……――
祈っては
いなかった。
縛られた
"マグロ" は
自身を
縛っていた。
縛りを
公的に
示していた。
―――――――――――――――――――――――――
拘束…――
束縛。
”声”
は無かった。
色は
無かった。
ただ……――
表現が
為された時、
濃度が
高まる。
「為す」
――為の
条件を
整える。
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―――――――――――――――――――――――――
"マグロ" が
腕によって………
――手によって……
形成した環は…
――ループは……
解かれない。
"マグロ" は
直線。
―――――――――――――――――――――――――
ただ………――
ループは
倒される。
折り畳む形で。
ただ……――
戻らない。
#上体と
下半身で
形成された
線…
――部位……#
の方向へは
戻らない。
環は………――
「在る」
「冪」
――方向へは
向かわない。
―――――――――――――――――――――――――
縦には
戻らない。
横に
倒される……――
結んだまま。
それでも…――
元には
戻るのだが。
<オリジン>
――へは
向かわずに……――
<オリジン>
――に達する。
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ループの
傾斜に
釣られ、
"マグロ" の上体が
捻られる………――
「1/2」。
捻りに対する
#捻じ曲げ
<解釈>#
は要らない。
ただ……――
捻りによって
<折り畳まれた
上体>と
<石の上に
据えられた
下半身>
が分離する。
「法」
――に則り。
逸脱しながら
逸脱しない。
そして…――
腕ループの
傾斜が
続く。
続く。
それでも……――
限界。
臨界。
指と
指の
絡みが………――
解かれる。
「θ」
――の後に
解かれる……――
ペリフェリックに。
指が
弾ける。
「e」
――を
弾いた…――
「γ」
――線の
”様”。
ループが
壊れる……――
腕は
分離。
ただ
元通り………――
<自由>。
―――――――――――――――――――――――――
単鎖切断の反動で、
上体の……――
「1/2」
――スピンは
戻る。
「無い」
――に戻る。
ただ…――
#上体と
下半身の
合致
<状態>#
には
戻らない。
分離したまま。




