荘厳なる少女マグロ と 運動会
端は…
――口は……
「protruding」。
その口は、
"鼈"
そのもの
ではない。
ただ………――
同型。
その
鼈口は……
――将に…
キスの口。
決意す
乙女の……――
「受容」
――の報せ。
”西洋文明思想”
をループする者には………
――その手下には……
理解できない…――
機微。
少女を
”好こう”が
理解は……――
「無し」。
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その
錫の猪口は
冷たさを
教えてくれる。
#底が………
――オーヴァルに……
膨らんでいるが
口の狭まった…――
「Si」
――を主とした
ワイングラス#の
”様に”、
冷酒を
注ぐと
籠った空間の中を
香りが
巡廻して……
――「無い」
――領域と
――混ざる事で………
――口からの
――発散を
――最小と
――しながら……
過剰を
和らげ、
#冷酒の
他#
とは
異なる特徴を
際立たせる
”様な”
事は
あまり…――
「無い」
――が……
「Si」
――とは
異なり………――
「sake」
――を
受け入れ、
その
<状態>
と同期する事で……――
「冷酒が
冷酒である事」
――を
唇に
教えてくれる…――
指先には
知らせずに。
写像。
香りより
冷たさを
教えてくれる……――
邪魔を
最小限に
抑えて。
※クォークの………――
「flavor」
――等……
「sake」
――が
喉元過ぎて
火照る頃に…
――嗅ぎ分けようと
――するのを
――忘れた頃に……
「fut」
――と………
――湧きたつ
――”様に”……
立ち上がるまで…
――鼻へ
――逆流するまで……
不変化の………――
「まま」
――で
問題は
無い。
そんな……――
"マグロ"。
金でも
銀でも
銅でも
無い。
”劣る者”の
<解釈>も
<評価>も
それを
示さない。
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その錫の猪口は…
――表面的に……
点が………――
「無い」。
粒立ちは
見えない。
それには
曜変に似た……――
「artificial spontaneity」
――は…
「無い」。
偶発的な
”様で”
カオス理論に
支配された
それの……――
「文」
――と………
「様」
――は……
「無い」。
”劣る者”が
見出す…
――<解釈>する……
宇宙は………――
「無い」。
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それは
見るものを
見返さない。
鏡ではないのだ。
作品は……
――キャラクターは…
<”読者”
自身を
映し出す
鏡>
ではないのだ。
錫の猪口に
共感する
必要は
無い。
それは
<観察者>
とは
違う。
ただ
そこに……――
「在る」。
「ars」
点。
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その時の
"マグロ" の回転は………
――二回転
――「FJ」
――は……
「sake」
――を
極熱燗にして
すべて…――
「flavour」
――を
飛ばしてから……
――僅かな
――特徴すらも
――吹き飛ばした後………
放置し、
温い酢の
”様に”……
――甘いものも
――辛いものも
――どれも
――”同じ”
――「sake」
――にする
――”様な”
――機械的…
――全体主義的
――それの
――”様に”……
酸を
際立たせた………――
「アルコール」
――の
”様”
であった。
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「まずい」
――と
”劣る者”が
”感じる”時、
それは
錫そのものの
問題では
無い。
”下劣”と
くちづけ
する位なら……――
「鼈口」
――の方が
マシ。
「vital」
――な…
「élan」
――無き
それの方が
マシ。
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