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荘厳なる少女マグロ と 運動会

 "マグロ" が

 何を

 しようと、

 鐘の音は…――




 「無い」。




 "マグロ" は

 マグロでは

 ない。




 "マグロ" は

 <人>

 である。




 「女」




 ――になった

 "マグロ" は

 代わったが……――




 変わらない。




 ―――――――――――――――――――――――――




 「女」




 ――は………




 「女」




 ――でも

 "マグロ" は……――




 <鉄>




 ――の…




 「女」




 ――では

 無かった。




 「Fe」




 ――は……




 「無い」。




 "マグロ" は………――




 「スズ」




 ――の

 ”様”

 であった。




 澄んだ

 音色は

 無い。




 音自体

 響かない。




 「スズ」




 ――は

 スズでも

 "マグロ" は……――




 「錫」。




 それも…――




 「チョコ」。




 「sake」




 ――を

 湛える

 それの

 ”様”。




 ―――――――――――――――――――――――――




 "マグロ" は

 精錬されて

 出来た

 錫の猪口の

 ”様”。




 逆さにした……――




 「鐘」




 ――の………




 「figure」。




 唯……――




 底は

 浅いが。




 無音おとなし…――




 妙味。




 人差し指と

 親指で

 持ち……

 ――人差し指は

 ――くち

 ――支え………

 ――親指は

 ――腹を

 ――支え……

 中指を

 人差し指の下に

 添えた時…

 ――三角関係を

 ――猪口に

 ――見出す時……

 人差し指の

 第一関節と

 第二関節の間の

 指の腹が

 最も………――




 「重い」




 ――事を……




 「acute」




 ――に

 知らせる。




 #握力の

  ”劣る者”#

 が持つには…――




 「重過ぎる!」




 ――それ。




 その飲みくちは、

 #冷やしも

  温めもせずに

  外と内の差異を

  最小に

  設定する事で

  平衡を……

  ――安定を………

  <状態>

  とする

  澄んだ……――


  「sake」


  ――その

  <白の欠如>と

  そのかろみを

  如実に

  見せ#、

 <端を、

  #俳諧の

   ”様な”

   絞りで…――


  「sake」


  ――そのものの

  柔らかさを……

  ――くち当たりにて………

  伝える#>

 類の……

 ――端は

 ――端でも

 ――「edgy」

 ――ではなく…

 ――#端は

 ―― <#上唇と

 ――   端の間#

 ――  を流れ込む

 ――  「sake」

 ――  ひとくち

 ―― の持つ高さと

 ―― 等しい……

 ―― 若しくは

 ―― それよりも

 ―― 低いが

 ―― 焼き物の

 ―― テクスチャーが

 ―― 「在る」

 ―― 事を

 ―― 告げられる程度に

 ―― ボリュームを

 ―― 持つ…#

 <薄口青磁>

 とは違って………――




 厚い。




 釉は

 厚くとも

 薄いそれより

 厚く……――




 太い。




 ただ

 厚いと云えど…――




 「epic poem」




 ――程は

 厚くはない。




 「”今様”」




 ――程度。




 ―――――――――――――――――――――――――




 それは

 安物の

 焼き物

 とは

 違う。




 命令された

 人工知能が

 ”劣る者”

 だけの

 利便の為に

 作る

 轆轤の跡

 の無い……

 ――#<完璧>

 ―― に近い

 ―― 直線#と、

 ――#外の景色と光

 ―― その反射効果を

 ―― 最大限にする

 ―― 釉の照り#

 ――を可能と

 ――しながらも………

 持った時に

 プラスティックに

 似た

 かろみと

 プリントの

 触りを

 知らせる

 それとは

 異なる。




 ”劣る者”が

 楽しんで

 読み捨てる

 類のものとは

 異なる。




 ―――――――――――――――――――――――――



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