荘厳なる少女マグロ と 運動会
繰り返す…――
纏める。
それら
”すべて”
の……――
「告白」
――を
<価値化>
しているのは
<ヒューマニズム原理>
である。
機械的
ループ。
<私小説>
という形で
表される
テンプレ………――
「”罪”や
”恥”だと
大勢に
思われる事を
一人称的
個人が……――
『告白』
――する」
――という事を
<評価>
する背景には…――
「”無価値であるもの”の
<価値化>
を社会に
促そうとする
ヒューマニスティックな
個人崇拝」
――と……
「<”罪”や
”恥”だと
思われる事>を
自ら………――
『告白』
――する事で
”聞き手”の……
――”読者”の…
<許し>
を求める」
――という類の
西洋型テンプレ思考が……――
「在る」。
ただ………――
誰も
見ていない。
それが
母国のものだと
思い込んでいる。
「genitive」
――の分析を
せず。
ただ
"マグロ" の国は
古来から……――
「”性”
や
”暴力”、
”罪”や
”恥”
などという
西洋基準に於ける
<罰>
対象について
一人称的な…――
『告白』
――を
する事を
重要視
しない」
――文明である。
"マグロ" は……――
「告白」
――をしない。
わたしは………――
「告白」
――をしない。
許しは
乞わない。
許してもらう
必要は
無い。
”劣る者”が
コントロールする事に
加担しない。
低レベル化には
加担しない。
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"マグロ" 自身の
発した言葉……――
"マグロ":
『大丈夫!』
"マグロ":
『無理――じゃ…ない?』。
ループの中で……――
台詞は
消されている。
「無い」
――事に
されている。
ヒューマニスティックな
忘却。
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それは
そこに………――
「在った」。
ただ
声は……――
「無い」。
木霊さない。
展開を
繰り返さない。
<失敗>の…――
「image」
――そのものを
転写しない……――
繰り返しの中。
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"マグロ" は………
――その時……
"蜘蛛宇宙人" を
見ていなかった。
過去を
見ながら…――
見ていなかった。
目は……
――顔は………
前を
向いていたが……――
前を
見て
いなかった。
言葉は
繰り返されなかった。
捕らわれた…
――束縛された……
"マグロ" は
聞いていなかった。
ただ
それは………――
「無い」
――訳では……
「無い」。
作用していない
訳では無い。
それは…――
「元」。
「∈」。
きつく
縛り、
邪魔するものを
打ち消す。
「消す」
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