荘厳なる少女マグロ と 運動会
誰もが…――
「語る」。
自分が、
<他の
特別な者>と
”同じ”
であるかの
”様に”……――
「告白」
――する。
”感じている”
――事を。
そう………――
”考えている”
――事を。
「ひどい!」
「可哀想……」
何も
為さず。
ヒューマニズムが
徹底され、
誰にでも…――
「門戸が
開かれ」
「間口が
広げられ」
「平等」
――に。
※どの分野でも
そうだ。
「間口を
広げて
誰にでも
楽しませる
”様に”
した時、
何が
起こったか?
楽しんだ者は
何を……――
『為した』
――か?」
”場”
に起こった事は………
――ただ……
全体レベルの低下。
間口を
広げ、
入り口を…
――敷居を……
高くしない
という事は………――
「全体を
平均的に
低レベルに
している」
――という事を
<意味>
している。
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<人>
すべてが……――
「告白」
――する
”感じる”
事を
賞賛して…
――そこに
――<価値>
――を付与し……
<ヒューマニズム原理>を
すべてに
押し付けて
”卓越”
を貶め、
”劣る者”
を高めようと
画策したものが………――
<私小説>
――である。
そして
その
様式を
利用して……――
「許すか
どうか?」
――を
”読者”に…――
「考えさせる」。
<ジャッジ>
させる。
そうやって
レベルの低下は
進められてきた。
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古代に於いて
興隆し、
<権威>
づけられていた
文学に於ける
”私小説”
というものは、
完全に
#<西洋的思考法>
の産物#
であり、
その作品は……――
「告白」
――を
<”ヒューマニズム基準”
でジャッジする
マシーン>
に通して………――
「無い」
――者の……
「告白」
――を
<価値化>し…――
「許し」
「救い」
――の付与を……
<ジャッジ>
――を
”コントロール”
しようとする
ヒューマニスティックな
#<西洋型テンプレ>
のループ#
に過ぎない。
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西洋文明に
根ざした
モデルが
展開する時………
――屡……
「昇華する」
――という
言い回しが
使われる。
「告白」
――による
<罪>
の解消…
――軽減……
そして
付与される………――
「許し」。
繰り返し。
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古代社会の
”愛国主義者”
の中には……――
「外国語は
キライ!!」
「翻訳体は
嫌い!!!」
――と主張し
<外国語の単語を
用いないだけ>
の…――
「私小説」
――こそが……
「国文学だ!!」
――と主張する者が
いた。
ただ、
<私小説>
に於ける
<私>
という
一人称的………――
「告白」
――と
そこに
個人的……――
「許し」
――を
介在させようとする
その
<”読者”
による受容>
という構造そのものは…
――完全に……
<西洋>
から導入された
モデルだ。
特に………――
「”性”
を……
――西洋的な
――ルールに
――照らして
――”感じた”
――事を…
『告白』
――を通じて……
――センセーショナルな形で………
大勢に
受け入れらやすい
”様に”
して……――
『許すか
否か?』
――を
”人それぞれ”に
ジャッジ
させようと
している」
「考えさせようと
している」
――という
作為こそ
<西洋的思考>
によって
導かれ、
築かれた
構造だ。
※作為は
偉業ではないし、
為すという事でも
無い。
そして
それは、
”すべて”が
”感じた”
事を…――
「告白」
――する事を……
――<解釈>を………
<認めて>……――
「誰も
為し得ない事」
する」
――という事の
社会的
<意義>を…――
「希釈」
――しよう
とする
試みなのだ。
対象の
<スリーディメンショナルコード(三次元暗号)化>
を推し進めている
という事なのだ。
本来、
社会に於いて
その
”様な”
事は
求められて
いなかったにも
関わらず。
社会構造が
その
”様な”
事を
優勢に
働かせる事は
無かったにも
関わらず。
「西洋である
にも関わらず
西洋ではない
という
それ」
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