荘厳なる少女マグロ と 運動会
”卓越”が
受け入れられる事は
無い。
特に
”卓越”
を…――
「ライバル視」
――した
”劣る者”……
――ヒューマニスト………
は認めない……――
”同じ”
<国民>
でも。
そして
”劣った自身”
を尊重し、
”卓越”
を無価値化させようと
働きかける。
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「認められない
なんて
可哀想!」
可哀想ではない。
単に
ヒューマニズム
徹底社会に於いて
起こる…――
「冪」
――事が
発生している
だけ。
そして……――
「可哀想!!」
――という
スピーチ自体は、
その内部に
埋め込まれた
<ヒューマニズム>を………
――端的に……
示している。
”共感”
――を
示している。
「可哀想!!!」
――という
ひとつの意見に…――
「1」
――の
社会的……――
「価値」
――が
与えられている事を
示している。
そして………――
「可哀想!!」
――は
<ヒューマニスティック>な……――
「<評価>」
――である。
そして
誰もが
無視を
する…――
「可哀想か
否か?」
――は……
「為す」
――事と
関係が
無い事。
「可哀想!」
――だからといって
”卓越”
と等しい事には
ならないし………――
「上」
――でもない。
”劣っている者”は
”劣っている”。
そして
ヒューマニストは
受け入れない。
止めない。
「可哀想!!」
――を以って
<評価>……――
”系”
――を
維持させようとする。
”卓越”
を可視化しない
”様に”
働きかける。
”悪”。
邪魔。
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ヒューマニズム
徹底主義社会の中で
共有されている
”読者”
受容法からは…――
「”読まない者”は
未来に於いても
読まない」
――という視点が……
――集合が………
排除されている。
いくら
確率が
高かろうが
低かろうが……――
”読まない者”は
読まない。
読むまで
”読者”
ではない。
”読めない者”は…
――努力の結果……
読める様に
なるかもしれない………――
それも
”同じ”。
読むまでは
”読者”
ではない。
レベルに
達していない者は……――
「1」
――ではない。
<能力が
”劣る者”>は…――
「読む
読まない」
――の
能動的
選択を
行う事が
出来ない。
地に
根を
張って、
宙を
跳ぶ事の
ない
植物の茎が……――
「高跳びを
するか
否か?」
――の
選択を
行う事が
出来ないのと
”同じ”。
それらが………――
「出来るけど
しない」
――と主張する時
それは……――
「無い」
――と
”同じ”。
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