荘厳なる少女マグロ と 運動会
即ち…――
「妖精は
"マグロの姉"
である」。
<「1」
――だが……
「1」
――以上の
妖精>は
"マグロの姉"
である。
妖精ならば
"マグロの姉"
なのだ。
即ち、
"マグロ" の
コーチであった者の
ライバルである
"元・外国人" が
妖精である時………――
"元・外国人" は
"マグロの姉"
である。
"外国人" が
妖精である時……――
"外国人" は
"マグロの姉" である。
外国人で
なかろうとも
そうである。
元・外国人に
なろうと
なるまいと
そうである。
論理が
成り立たない事が
成り立つ時代
なのだから。
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それらは
繰り越さない。
それらは
相互に
作用する。
ただ…――
しない。
関係しようと……――
無関係。
過去の過ちを
その通りに
繰り返す。
そして………――
”劣る者”には
わからない。
"マグロの姉" は
<ひとつ>
であり、
<ひとつ>
ではない事。
"マグロの姉" は……――
”個”
――に
限らない事。
<ひとりの
人間>
――ではない…
――人扱い
されようとも。
それは……――
「写像だから」
――ではない。
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"マグロの姉" は………――
「常に
<”同”
一人物>
とは
限らない」。
そして
"マグロ" も……――
”同じ”。
繰り返す。
”同じ”
<顔>
を持とうとも…
――<顔>を
――コピー
――しようとも……
二つは
<”同”
一人物>
とは
限らない。
”同じ”
主体とは
限らない。
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"マグロ" と
"マグロの姉" は
異なり、
代替とは
ならない。
ただ………――
それらが……――
「在る」
――為の
条件は…
――設定は……
”同じ”。
蜘蛛宇宙人が………――
<一人ではない>
――事と
”同じ”。
違う中で……――
”同じ”
を繰り返す。
ただ…――
"マグロ" は
"マグロ" である。
ただ……――
"マグロ" は
マグロではない。
そして………――
"マグロ" は
<鯨>
ではない。
「"わたし"は
わたしである。
ただ……――
"わたし" は
わたしでは
ない」
<フィクショナルだから>
ではない。
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「ひとり
では
ない」
それは…――
名前。
代替する……――
タイトル。
「象徴」。
繰り返し。
繰り越し。
解釈は
必要無い。
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