荘厳なる少女マグロ と 運動会
繰り返した。
「U…」
苦しんで
きた。
「……Uuuuu………」
苦しみ
<続けて>
きた。
「UUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU!」
繰り返して
きた。
「来た」
「空」
――の中……
「loop」。
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「e」
―――――――――――――――――――――――――
「…Uuuuuu……」
そして
繰り返し続ける………――
繰り越しながら。
真なる空の中……――
「vacuuuuuuuuuuuuuuuuuuuuu … m」
――の中。
連続体の中……――
「continuuuuuuuuuuuuuuuuuu ……… m」
――の中。
短縮されてきた。
省略されてきた。
三行で
纏められてきた。
本来の形を
否定されてきた。
ヒューマニズムが
徹底される
社会の中で
”劣る者”の……――
「ありのまま」
――を
尊重する為に
否定されてきた。
排除され、
消されてきた…――
”劣る者”
にだけ
便宜を
計る為。
序列が……――
「在る」
――のに。
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ずっと、
<真なる空>
に於いて………――
「人間は
生きては
いけない」
――とされてきた。
”不可能”と
”禁止”
が条件づけられて
きた。
空気とは
まるで……――
<感情>。
ただ…――
”不可能”も
”禁止”も
絶対では
無い。
最早
人は
人ではない。
人は
人とは
限らない。
<人間>
――ですらない者達が……
「sapiens」
――ではない者が………
<人間>
として
カバーされた
時代が
長く
続いたのだ。
続き過ぎたのだ。
変化は
無い。
繰り返される。
その中で……――
<人間>
――は
生きる。
人とは
されない…――
「わたし」
――は
生きる。
「sapiens」
――である……
「わたし」
――は………
<人間>
――として
生き続ける。
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「わたし」
――を
否定すれば
”良い”。
感情的に
否定すれば
”良い”。
受け入れなければ
”良い”。
過去に於いて
”劣った者達”が
繰り返した様に
繰り返せば
”良い”。
人と
カテゴライズ
されながら、
<”劣る”
人工知能>
がする様に
繰り返せば
”良い”。
共感を
尊ぶ
ヒューマニズムを
口にしながら、
現実で
被害に
あうもの
”そのもの”
に共感せず……――
「残された
家族が
可哀想」
――と
話題を
シフト
する為の
不共感の文句を
繰り返せば
”良い”。
<蜘蛛宇宙人>
ではなく、
その家族や
大家だけを
守れば
”良い”。
傷付ける事に
反対しながら、
”卓越”
が傷つけられる事を
無視する事を
繰り返せば
”良い”。
古代社会にて、
政府の
横暴に
反対しながら、
隣で
市民の横暴に
苦しめられる者を
無視した
大勢の様に
繰り返せば
”良い”。
”劣る者”は
発展せずに
繰り返すだけだ…――
進みながら
後退する形で。
繰り越しの中で
働くのは……――
「優性」。
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いつの
時代も
”劣る者”は、
物事を
頭の
”悪い”
自身と
”同じ”
レベルまで
落として
単純化
させた後………――
「bot」
――が
<自動生成>
する様に
繰り返す……――
「それだけ」
――と。
テンプレな…――
「それだけ」。
皮肉を
込めて
繰り返す。
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